オカンとムスメ_インプロ・ダイエット・動画制作

まめっちの健康を重視したダイエット(食事と運動)やadobeソフトを使った製作のメモ

『高卒生キャリア支援プロジェクト事業』インプロ授業

2013年04月21日 | インプロ・演劇
人材派遣会社のパソナからの依頼で、
大阪府の高卒未就職者の就職を支援に行ってきました。

今年で4回目になります。

『高卒生キャリア支援プロジェクト事業』は、
今年、高校を卒業したけれど、3月までに就職しそびれてしまった子どもたちの就職支援活動です。

ちなみに、 昨年度は、訓練生172名が就職決定したそうです。

今年は、232名が6クラスに分かれて3時間のインプロコミュニケーションの授業を受けてもらいました。

パソナさんの自社ビルの重役室のある階での授業は、
大声を出したり、大笑いしたりするので、大丈夫かなってちょっと心配になりました。

勿論、苦情はなかったけれど、予想通り、相当うるさかったと思われます。

皆、しっかり声も出して失敗を恐れずチャレンジをし、
そのチャレンジと失敗を笑い楽しみあいまいたから。

内容は・・・

ココロとカラダの準備体操や自己紹介ゲーム

失敗をしても大丈夫、すぐに次の一歩へ進むためのゲーム

仲間で協力してストーリーを創ったり、
カラダを使って表現して伝える受け取るゲームなど

クラスの雰囲気や、苦手なところ、得意そうなところなどを見ながら、
その場で内容は決めていきました。

今年の印象は、皆、真面目だなぁって感じです。

昨年までは、「え~!無理やし~」などと言って、初めは取り組むことに抵抗する生徒がいたのに、
恥ずかしさもあるものの、素直にチャレンジをしてくれていました。

嬉しい反面、元気ないなぁとか、子どもらしくないなぁなんて、ちょっとガッカリしたりもして。

「やだ!」と大声で行っていた子が、終わるころには一番夢中になっていて、
「まめっち、また来週も来て~」と言ってくれるのが、嬉しかったりもしていたので。

こんなとこを書くと、大人は勝手だなぁって思われそうですが・・・


・・・・・・・


余談ですが、今年は、コミュニケーション能力の極端に低い子どもはいませんでした。

この事業自体が、周知されてきて、人気があるのだと思います。

おそらく選抜されている子どもたちは、極端にコミュニケーションが苦手だったり、
輪を乱してしまうような子どもははじかれているのだと。

この事業へも、参加できなかった子どもたちのことを少し想いました。

色々な現場でインプロを使ったコミュニケーションワークショップをさせてもらっていて、
少し不器用でまわりとのコミュニケーションが苦手だったり、
自分に自信がなくて、上手く自分を出せなかったりする子どもたちが、
1回のワークの中で、変化していき、
まわりの仲間が、その人のその人らしさを受け入れ、
本人も受け入れられていることを気づくというのがとても素敵です。

なので、やっぱり、はじめから、落とされてしまったであろう、子どもたちに、
機会が与えられなかったことが残念だなぁって思うのです。

インプロでやれることは、ちっぽけだけれど、
行政や、大手の人材派遣会社の力も借りながら、
少しでも多くの若者と関わりを持ち、お役に立てればいいなぁって思います。

もっと、もっと、色々な現場にインプロが取り入れられますように。

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