家内の病状の経緯に就いて
年初め早々からブログの投稿をお休みさせて頂き大変失礼致しました。
皆様は何方も張り切って身辺のご様子など楽しそうな記事を投稿されて頑張って居られるのに私だけ独り置いてきぼりにされた様で、遂焦り気味になってしまいました。
大変遅くなりましたが、先ずは勝手ながら私の身辺の話から投稿させて戴きました。
2003年の5月に長年住み慣れたロスアンゼルスを後にして私達の第二の引退生活がラスベガスの新築の家で始まり新たな希望に満ち溢れていました。 当時私は70歳、家内は69歳でした。
2004年の後半頃から家内が同じ内容の会話を繰り返す回数が少しづつ多くなるのが感じられ始めたのでした。
2005年の1月に医者の勧めで初めて脳のMRIを撮り老衰による脳の萎縮されている状態が発覚されましたが、この時点では未だアルツハイマー症状であるとは認定されていませんでした。
同じく2005年の5月には股関節手術を施しリハビリを続けて半年から一年前後には歩行が出来るようになると予測されていました。
2006年の10月に約6時間位の長時間に亙る口答に拠る神経生理学精密検査の結果、初期のアルツハイマー症状と診断されました。 当時は未だ股関節手術後のリハビリ継続中で車椅子での生活状態でした。
2007年に掛かり付けの神経科医の引退に拠り新たな医師の元で診察を受ける事となり、この医師の勧めで正常圧水頭症と呼ばれる症状の疑いを持たれ、2008年の9月になってシャント手術を施す運びとなり現在に至っています。 この間、約2ヶ月毎の間隔で脳のCT Scanを撮りその都度脳脊髄液の圧迫度のレベルを上下させながら調節して適切なレベルに達するまで繰り返して来ましたが、一向に良くなる兆しは見られず、徐々に進行するばかりの状態が続いて来ました。
リハビリの効果も同じく一向に上がらず未だに歩行困難な状態を繰り返しています。
精神科医はもうこれ以上施す手当てが無いとして今まで通りの介護を引き続き続けるしかないと言われています。 一方脳外科医の方ではこれからも根気良くCT Scanを撮りながら脳液の調整を施して長い目で診て行くと力付けてくれています。
2月23日に最後の診察に出掛けて新たな変化が僅かながら初めて見られたのでした。
2月11日に脳脊髄液の圧迫度のレベルを最低限まで下げて、その後15日に撮った脳のCT Scanに拠ると今までは脳のサイズが脳液の圧迫度に応じて肥大していたのが、今回では肥大していない事実が確認された事を知らされました。 若しかして前回調整した脳液のレベルが適切で有る可能性が濃いいのでこの度は調整しないままで次回3月23日に撮るCT Scanの結果を診る事になりました。 気の所為か家内の動作が以前よりは反応が良いと感じた部分が伺われました。
今まではこの症状が正常圧水頭症ではなかろうかと発覚された事が遅かった為にシャント手術を施したのが遅かった為、その効果が現れなかったのかも知れないと言う疑念を持っていましたが、必ずしもそうでは無いと脳外科医は断言していました。 一時は手術の遣り直しまで考慮していたのですが、その必要は無いと言われて来ました。
私は家内の症状が一向に回復しないばかりか、日増しに衰弱していく家内の様子を何度も見詰め直し、手術の成果も見られる事無く唯介護に身を尽くす事しか残されていないのかと断念し始めていた矢先の事でした。
此処で改めて家内は最初から認知症(アルツハイマー)と誤診されていたけれど、 やはりそうでは無くて、正常圧水頭症と言はれる脳が肥大する特徴が有る病状と認知症状に似た症状も入り混じった病状で有ると診断されています。 そう言えば認知症には脳が肥大する病状は現れないと言われています。 それとちょこちょこ歩きをする動作や大小便失禁が起こる病状は正常圧水頭症の独特な症状で有ると言われています。 家内が股関節の手術を行って以来全く問題は無い筈で有ったのに歩行不可能な状態になった侭で、現在に至っています。
リハビリでは一番力を入れて居るのですが、良くならないのはやはり脳の機能に障害が有る病状の所為なのでしょうか? 足を思う様に動かす運動神経が禍しているようです。
僅かながら最近では言語障害も目立つ様になり、言葉が思うように出て来ない為にはっきり話しが続かなかったりして、言いたい事を上手く言い尽くせない事が多くなりました。 此れは人と話したりする機会が無くなったので無口になっているのが原因です。 又人と接してもまともな会話が続かない為に話し掛けて来る人も本人も嫌がって人込みに接する事を嫌います。
若し家内が認知症を患っていたとしたら恐らく今日まで生存はしていないでしょう。
私の80歳になる従姉妹がほんの2年前まで元気な姿で私達を訪問していたのに、その後認知症を患い昨年亡くなりました。 認知症を患うと平均3年後には家族も判別出来なくなり亡くなって逝かれるそうです。
今年早々にこの様な陰気臭い記事でブログに投稿し、さぞ暗い気持ちにお誘いした様で真に申し訳無く思っておりますが、少しでも私の体験をご参考にして戴ければ幸甚に存じます。
正常圧水頭症に就いての説明は昨年にも数回に亙って記事を投稿していますので参考にして下さい。
何卒気分を持ち直して次回の記事に目を通して下さい。 ラスベガスは暖かい日が続いています。
年初め早々からブログの投稿をお休みさせて頂き大変失礼致しました。
皆様は何方も張り切って身辺のご様子など楽しそうな記事を投稿されて頑張って居られるのに私だけ独り置いてきぼりにされた様で、遂焦り気味になってしまいました。
大変遅くなりましたが、先ずは勝手ながら私の身辺の話から投稿させて戴きました。
2003年の5月に長年住み慣れたロスアンゼルスを後にして私達の第二の引退生活がラスベガスの新築の家で始まり新たな希望に満ち溢れていました。 当時私は70歳、家内は69歳でした。
2004年の後半頃から家内が同じ内容の会話を繰り返す回数が少しづつ多くなるのが感じられ始めたのでした。
2005年の1月に医者の勧めで初めて脳のMRIを撮り老衰による脳の萎縮されている状態が発覚されましたが、この時点では未だアルツハイマー症状であるとは認定されていませんでした。
同じく2005年の5月には股関節手術を施しリハビリを続けて半年から一年前後には歩行が出来るようになると予測されていました。
2006年の10月に約6時間位の長時間に亙る口答に拠る神経生理学精密検査の結果、初期のアルツハイマー症状と診断されました。 当時は未だ股関節手術後のリハビリ継続中で車椅子での生活状態でした。
2007年に掛かり付けの神経科医の引退に拠り新たな医師の元で診察を受ける事となり、この医師の勧めで正常圧水頭症と呼ばれる症状の疑いを持たれ、2008年の9月になってシャント手術を施す運びとなり現在に至っています。 この間、約2ヶ月毎の間隔で脳のCT Scanを撮りその都度脳脊髄液の圧迫度のレベルを上下させながら調節して適切なレベルに達するまで繰り返して来ましたが、一向に良くなる兆しは見られず、徐々に進行するばかりの状態が続いて来ました。
リハビリの効果も同じく一向に上がらず未だに歩行困難な状態を繰り返しています。
精神科医はもうこれ以上施す手当てが無いとして今まで通りの介護を引き続き続けるしかないと言われています。 一方脳外科医の方ではこれからも根気良くCT Scanを撮りながら脳液の調整を施して長い目で診て行くと力付けてくれています。
2月23日に最後の診察に出掛けて新たな変化が僅かながら初めて見られたのでした。
2月11日に脳脊髄液の圧迫度のレベルを最低限まで下げて、その後15日に撮った脳のCT Scanに拠ると今までは脳のサイズが脳液の圧迫度に応じて肥大していたのが、今回では肥大していない事実が確認された事を知らされました。 若しかして前回調整した脳液のレベルが適切で有る可能性が濃いいのでこの度は調整しないままで次回3月23日に撮るCT Scanの結果を診る事になりました。 気の所為か家内の動作が以前よりは反応が良いと感じた部分が伺われました。
今まではこの症状が正常圧水頭症ではなかろうかと発覚された事が遅かった為にシャント手術を施したのが遅かった為、その効果が現れなかったのかも知れないと言う疑念を持っていましたが、必ずしもそうでは無いと脳外科医は断言していました。 一時は手術の遣り直しまで考慮していたのですが、その必要は無いと言われて来ました。
私は家内の症状が一向に回復しないばかりか、日増しに衰弱していく家内の様子を何度も見詰め直し、手術の成果も見られる事無く唯介護に身を尽くす事しか残されていないのかと断念し始めていた矢先の事でした。
此処で改めて家内は最初から認知症(アルツハイマー)と誤診されていたけれど、 やはりそうでは無くて、正常圧水頭症と言はれる脳が肥大する特徴が有る病状と認知症状に似た症状も入り混じった病状で有ると診断されています。 そう言えば認知症には脳が肥大する病状は現れないと言われています。 それとちょこちょこ歩きをする動作や大小便失禁が起こる病状は正常圧水頭症の独特な症状で有ると言われています。 家内が股関節の手術を行って以来全く問題は無い筈で有ったのに歩行不可能な状態になった侭で、現在に至っています。
リハビリでは一番力を入れて居るのですが、良くならないのはやはり脳の機能に障害が有る病状の所為なのでしょうか? 足を思う様に動かす運動神経が禍しているようです。
僅かながら最近では言語障害も目立つ様になり、言葉が思うように出て来ない為にはっきり話しが続かなかったりして、言いたい事を上手く言い尽くせない事が多くなりました。 此れは人と話したりする機会が無くなったので無口になっているのが原因です。 又人と接してもまともな会話が続かない為に話し掛けて来る人も本人も嫌がって人込みに接する事を嫌います。
若し家内が認知症を患っていたとしたら恐らく今日まで生存はしていないでしょう。
私の80歳になる従姉妹がほんの2年前まで元気な姿で私達を訪問していたのに、その後認知症を患い昨年亡くなりました。 認知症を患うと平均3年後には家族も判別出来なくなり亡くなって逝かれるそうです。
今年早々にこの様な陰気臭い記事でブログに投稿し、さぞ暗い気持ちにお誘いした様で真に申し訳無く思っておりますが、少しでも私の体験をご参考にして戴ければ幸甚に存じます。
正常圧水頭症に就いての説明は昨年にも数回に亙って記事を投稿していますので参考にして下さい。
何卒気分を持ち直して次回の記事に目を通して下さい。 ラスベガスは暖かい日が続いています。