Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

ナミビア旅行記~出会い編

2007-01-15 03:02:08 | Weblog
 写真はナミビア隊勢揃いの6名です。砂漠の町セスリムにあるロッジで食事をしているときのものです。こういう旅行も、これが最初で最後かな…。
 この旅行中、いろんな人と出会いました。この旅行の少し前、ナミビア北西部ダマラへ5泊6日で旅行をしたんですが、そのときのドライバーにキャンプサイトで偶然会ったし、日本人団体客にも何組か会いました。年越しがナミビアかぁ。なんとも贅沢な過ごし方だなぁ。現地の日本人ガイド(女性)にも出会いました。こちらの人(イギリス系白人)と結婚して、二人でガイドをしているそうです。日本人、結構入り込んでいるじゃん。私たちとコースが似ていて、3日くらい一緒だったかな。無料でいろいろガイドしていただいちゃいました。ラッキー。
 現地の子どもとのふれあいもありました。スピッツコップは近くのエロンゴ山やブランドバーグと並んで、豊富な種類の鉱物が産出するところで有名です。このあたり一帯はかつての火山地帯です。道ばたのあちこちに、鉱物の原石を売る出店があるのですが、そこの村に住む子どもたちが店番をしていました。木を組んだだけの粗末な店でしたが、村人からすると、唯一の現金収入源。店番の子どもたちも必死です。それにしても、子どもとはいえ、鉱物の名前をよく知っていることに驚きました。どうやって集めたのか聞いてみると、自分たちでときどき採掘に行くそうです。彼らにとっては苦労して集めた宝物。アクアマリン、シトリン、ガーネット、アメジスト、トルマリン、フローライト、クォーツなど、その鉱物の美しさ以上に、目をキラキラ輝かせて説明してくれました。
 さて、こうして旅行をしてみると、日本からもかなり来ているんだなぁと感じることがたくさんありました。観光地の案内所の窓にツアー会社のシールがペタペタ貼ってあるのですが、日本のシールもちらほら。日本語が書いてあるだけで、うれしくなりました。でも、ツアーはまだ高いと聞きます。格安ツアーがないので、航空券だけを安く手に入れて(タイ経由で往復10万円というのがあります)、あとは現地の日本人に案内してもらうというのが安上がりです。あっ、私か?

ナミビア旅行記~自然編

2007-01-15 02:54:37 | Weblog
 世界第2位の渓谷フィッシュリバーキャニオン(とにかくすごいスケールです、谷の深さが500mもあり、そこに時間が刻まれているかのようです)や、見渡す限り月面のような風景が広がるムーンランドスケープ(草木ひとつない岩と砂の世界です)、四角い岩を組み合わせた積み木のような奇岩地形ジャイアントプレイグランド(誰かが積んだんじゃないのと思うほど絶妙なバランスで岩が重なっています)など、浸食地形ばかりですが、ナミビアにはおもしろい自然の景観がいっぱいありました。地質が好きなせいか、見ていて飽きないんだよなぁ。
 いちばん印象的だったのは、ナミブ砂漠にあるデューンと呼ばれる砂丘群。その中でも最大の砂丘デューン45は高さ約300m(写真)。ピラミッドよりでかい砂の地形が、サバンナ(草原)にそびえ立っていました。実際見ると、ものすごい威厳があります。とにかくでかい。昼間は強い海風が、反対に夜は強い陸風が吹きさらすので、砂丘は鋭い稜線をつくりながら、その位置を変えません。白いサバンナに赤いデューン。夕日を浴びて、明暗のくっきりしたデューンがいちばんキレイだそうです。それにしても、この赤い砂はどこから来たんだろう。母岩が見あたりません。まだ解明できていないようです。
 折しもこの日は大晦日。2006年最後の日の入りはナミブ砂漠で迎えました。砂で霞む夕日はとても幻想的でした。なんとも不思議で、なんとも贅沢な気持ちでいっぱいになりました。