心の休憩室 パート2

何度か中断していますが、書きたいことがでてくると復帰しています。

朝 (Matin)

2013-07-13 15:29:57 | 日記

「朝のリレー」

 

カムチャッカの若者が

きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は

朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が

ほほえみながら寝がえりをうつとき

ローマの少年は

柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球では

いつもどこかで朝がはじまっている

 

ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る

 

眠る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

*****

 

谷川俊太郎さんの有名な詩だけど、今日、図書館に行った

ときに、「朝」の詩集を借りてきたよ。

 

人間にとっては地球はとても大きいけど、地球のどこにいても

同じ太陽を見れるというのは、考えたら不思議だよね。