フランスで生活を始めるようになって、一番、最初に
感動したのは、テムズ川とミレニアムブリッジだったなぁ。
フランスに行く前に、CNNの英語テキストをよく聴いていたん
だけど、付録のCDに英語ニュースが録音されていたんだよね。
ミレニアムブリッジが完成した後、橋を歩く人々の歩調がそろうと
橋のゆれが大きくなって危険なので、橋は通行止めになって
ゆれないように改良されたみたいなんだよね。
そのニュースが頭に残っていたので、ミレニアムブリッジを
渡ったときは感無量だったよ。
まさか、ミレニアムブリッジを実際に渡れるなんて夢にも
思わなかったもんね。
読書も同じじゃないかなぁ。
心に残る場面が出てきたときに、自分の目でその場面(風景)を
見れたら感動するよね。
反対の言い方をすれば、そういう感動できる機会を増やすために
本はたくさん読んだ方がいいんじゃないかな。
さっき、読み終わった朝井リョウさんの「桐島、部活やめるんだって」の
中で目に止まった言葉。
「人間関係は硝子細工に似ている。見た目はとてもきれいで、
美しい。太陽の光を反射して、いろいろな方向に輝きを飛ばす。
だけれど指でつっついてしまえばすぐに壊れるし、光が
当たればそこら中に歪んだ影が生まれる。」
「未来はどこまでも広がっている。
違う、出発点から動いていないからそう見えるだけだ。」
(2009年1月10日撮影)
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