先週の土曜日
高時達には
お花見がてら
鎌倉を散策
最後となった場所
今回も
ハイランド迄バスで行く
ショートカットコース
桜が今まさに見頃でした
宝戒寺
北条氏の邸宅が
この場所には
あったそうです
1333年
新田義貞の鎌倉攻めにより
時の最高権力者北条高時と
その一族870余名は
自害をして果てました
その後
滅亡した北条氏の霊を弔うため
後醍醐天皇が足利尊氏に命じ
この場所に寺を建立させたそうです
磐石に見えた
鎌倉幕府の時代も
転がりはじめると
あっという間でした
足利尊氏が挙兵したのが5月7日
わずか2週後の5月22日
北条氏一門は滅亡します
何故北条氏は滅亡したのでしょうか
一言で言うのは難しいですよね
幕府の財政が破綻し
人々の暮らしが困窮
その責任を誰かが
取らざるを得なかった
新しい時代を
皆が求めはじめていたのだと
思います
誰が悪いとかでは無く
大きな時代のうねりが
北条氏一門を押し流したのだと
最後となった場所
腹切やぐら
知らぬまに
散りはじめていた桜
高時達には
どんな色に
見えたのでしょうか
春の終わりと
夏のはじまりを
告げる風が
今年も
段葛の参道に
吹きはじめています