【2021.03.07】
今年に入ってから、スマホに無料アプリを入れている。
これから紹介する2つのアプリは計測関連のもので、電気回路の勉強に役立つと思う。
2つのアプリの内の1つは「聴力チェッカー」としても使えそうである。
<Frequency Generator>
「周波数生成器」と言う意味らしい。
これは1Hzから22000Hzまでの低周波信号(音)の発振器として動作する。
「ブー」とか「ピー」とか「キーン」と言う音を聞きながら周波数や音量を変化させると自分の耳の「性能」が確認できる。
低音から高音までの可聴周波数範囲(ダイナミックレンジ)を確認してみるのも面白い。
下の写真はスマホの操作画面の様子。
<耳鳴りの周波数を測定する>
私の耳は約30年間「キーン」と鳴り続けている。
筋金入りの耳鳴り人間である。
このアプリでの測定結果では、私の耳鳴りの周波数は
およそ9000Hzだった。
<その他の機能>
LとRのバランス調整も可能でスイープジェネレーターと言う、ややマニアックな機能も備えている。
矩形波やノコギリ波も生成できるが、私のイメージしている波形では無かったのでこの機能は使わない。
周波数の確度は問題が無く、1Hzオーダーまで極めて安定している。
ギターのチューニングにも使えそうな機能も備えている。
私は、正弦波を使って電気回路の実験にも使用している。
<Oscilloscope>
2つ目のアプリ。
これはオシロスコープのアプリで、マイク入力から入った信号を波形として表示できる。
波形の観測中に画面に触れるとその瞬間の画面で止まる。
波形の保存も可能。
「ストレージ機能付きのオシロスコープ」が登場した頃を思い出す。
下の写真は、私の口笛の波形。
きれいな正弦波だ。
写真では時間軸の表示が分かりにくいが、1周期が0.5msecである。
・・と言う事は、この口笛の周波数は2000Hzと分かる。
スマホの利便性には魅了されるが・・・
スマホ恐るべし!である。