アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

ゲルマラジオの実験-13

2019年03月30日 | ゲルマラジオの実験


【2019.03.30】
鉱石ラジオの製作によって、電気回路の原点回帰を余儀なくされた。
分かっているつもりが、分かっていないことだらけだ。

上掲の回路図は、2週間前に回路シミュレータで遊んでいた時に描いたもので有る。
抵抗が5個と、1Aの電流を流す「電流源」が1個だけの回路。
一見簡単な回路に見える。

この回路をシミュレーションしてみると、各抵抗に流れる電流値が即座に解析される。
このシミュレーション結果を、紙と鉛筆で導き出そうと考えたのが運の尽きだった。
簡単そうに見えるが、オームの法則では解けない。

電気理論の参考書は沢山買い込んであるが、どれもこれも途中で挫折状態。
遂に歯を食いしばって勉強をする時が来たのだと悟った。
2週間の間、寸暇を惜しんで参考書と格闘した。
主な学習の展開は、以下の通り

1.オームの法則
2.キルヒホッフの法則
3.重ね合わせの理
4.ホイートストンブリッジ
5.テブナンの定理
6.△ーY変換

そして本日、漸く紙と鉛筆で各抵抗に流れる電流値を算出できた。
その結果は、下図の回路シミュレーションの解析結果と一致した。



<急がば回れ>
楽に理解できる方法など、どこを探しても無かった。
先に進めずに焦ることも有った。
進んでも元に戻される。

「3歩進んで2歩下がる」と言う感じだったが、それは1歩前進したという事だな。
今回の体験は、貴重な1歩だった。

コメント
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