ブレッドボードに組んだ発振回路の波形観測の様子
発振周波数は174MHz FETのゲートとドレインの波形を比較している
【2024.11.23】
1回目の投稿から約7か月が経過した。
7か月前、新しいオシロスコープを手にした時の嬉しさは残っている。
新しいものに触れると心地よい新鮮な刺激を感じる。
我が家では6月に居間のエアコンを、8月には冷蔵庫を買い替えた。
エアコンは約30年、冷蔵庫は約12年使った。
これで一安心だ。
<小型軽量化>
冷蔵庫やエアコン、洗濯機は別としてオシロスコープは小さくて軽くなった。
寸法はティッシュの箱を一回り大きくした程度で、重さは1.1Kg程度だ。
<多機能化>
FFT機能 (高速フーリエ変換) は今まで知らなかった。
これは、画面の横軸が周波数として機能するもので、周波数スペクトラムが見える。
下の画像は内部校正信号 (1KHz)をFFTで観測したもの。
4万円でお釣りが来るオシロスコープでここまでの機能が有るとは・・
凄い!と感動する。
<1KHzの信号で遊ぶ>
パネル正面に、1KHzの信号 (矩形波)が出ている端子が有る。
1KHzといえば”音”だ、聞いてみたくなる。
ドレミファ♬でいうところの2回目の”ド”に近い音だ。
♬ドレミファソラシドレミファソラシド~
私の場合、最後の”ド”は裏声になる。
最近、喉の筋肉を鍛えるために裏声を出すトレーニングを始めた。
笑う時も敢えて裏声で笑う方法も有ると聞いた。
綺麗な裏声を出せるようになりたい。
<イヤホンを繋いでみる>
信号の出力端子にクリスタルイヤホンを繋いだ様子
1KHの音が聞こえた。
この時の端子の波形を見てみると左肩が少し丸くなっているのが分かる。
次に、セラミックイヤホンを繋いでみた。
音は歪んでいる。
端子の波形はのこぎり波 (三角波)の様な形になった。
さて、次はスピーカー(8Ω)を繋いでみた。
音は殆ど聞こえない。(私の聴力では)
端子の波形も消えた。
こういう事を試して見るのが面白い。
オシロスコープの仕様を確認すると、入力インピーダンス=1MΩと書かれていた。
これは信号の入力端の話で、校正信号の出力端とは別の話である。
校正信号の出力端の直流抵抗を測定すると約12.5KΩだった。
スピーカー 8Ω VS オシロスコープ 12.5KΩ 、これでは波形が小さくなり過ぎて見えないことは理解できる。
しかし、クリスタルイヤホンとセラミックイヤホンの波形が理解できない。
電気は正直だから惹かれるが、何かを試すと疑問が増えてしまう。
一歩進んでも、あっという間に三歩くらい戻されることが多々ある。
それでも楽しい気はしている。
一杯やれば楽しさ倍増