アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

ゲルマラジオの実験-12

2019年03月17日 | ゲルマラジオの実験


【2019.03.17】

このカテゴリーの1回目の投稿が、昨年の9月16日だった。
あれから秋が過ぎ、冬が来て、そして新しい春が来た。
半年間、色々な疑問が沸き起こり、壁にぶつかりながら続けている。

<回路シミュレータによる検証>
使用する回路シミュレータは「LT spice
これは「月刊トランジスタ技術」の2014年12月号の付録CD-ROMによる。
私の技量では、使いこなすと言うレベルには程遠いが、何時かはそうなりたいと思う。
今回、10回目の投稿の時のLC同調回路の、コイルのタップ位置による動作をシミュレーションしてみた。
<コイルのホットエンド側から信号を入れる>
・発振源の信号の周波数は、SBCラジオ(信越放送)と同じ1458KHzとした。
・信号の
振幅レベル:0.6Vp-p
・コイル(L1):250μH
・コンデンサ(48pF)
・信号源の内部抵抗:50Ω


下のグラフがAC(交流)解析によるシミュレーション結果。
横軸は周波数で、500KHz~3MHzまでの範囲である。
実践が利得で破線が位相。
利得:周波数選択特性が殆ど無く、利得も約-10dBと低い。

<コイルの途中のタップから入力>
コールドエンド近くのタップから入力した形に回路図を変更した。
・コイル(L1):248μH

・コイル(L2):2μH
・コンデンサ(48pF)

下のグラフがシミュレーション結果。
実線の利得のカーブに、はっきりとした選択特性が現われた。
利得はピークで約30dB有る。

電子回路シミュレータの凄さに感動した。

コメント (2)
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