半原越え~土山峠~宮ヶ瀬湖ときて、裏ヤビツの入り口にたどり着いた。
出発して6時間。
朝はパン1枚。猛烈にお腹がすいた。だが店が開いてない。
さて、どうする?
1、宮ヶ瀬湖の反対側の売店まで走る。
2、土山峠を下り、厚木駅に向かう
3、このまま裏ヤビツへ
あ~ぁ、1、2を選べる性格だったら、きっと幸せな人生をおくれていただろう。
え~い、いてもうたれ!
自販機で水だけ買って、裏ヤビツへ
天気もいいし、坂もきつくないし、ステキなんよ。
ただ、パワーがでない。
やばいな、足が回らない
水も飲みきってしまった。もうだめ・・・。
瀕死の状態で護摩水までたどり着いた。
「煮沸してから飲め」
と書いてあるが、
そのまま、ゴクゴクと1リットルぐらい飲む。
生き返った~。
お~ぉ。峠ではまだ桜が咲いてるのか。
あとは下るだけ。
途中、菜の花台に寄るが、菜の花はなかった。
秦野駅に到着。
100キロ越え。
人生、3度目のハンガー・ノック(ガス欠状態)を喰らってしまった。
裏ヤビツの後半は思い出すことができない。
ボロボロのまま電車に乗り込み、泥のように眠る。
Fragile - Sting & Stevie Wonder
雨は降り続くだろう
星が流す涙のように
雨は教えてくれるだろう
我々がいかに壊れやすいか、を。