いや〜やっぱりイングランドという壁は高かった
新たな歴史を作ることはできませんでした(泣
それにしてもJsports様さまでございます
ワールドカップ全試合生放送なんて嬉しすぎる!(有料なのにコマーシャルいっぱい入るのはしょうがないか)
それにしてもティア1以外のチームの健闘もあって試合が面白い!
必ず見せ場がある
日本も第1戦は大勝して
「イングランド戦初勝利か!?」
と期待してしまいましたが、
いかんせん時間も金もかけられなかった中での大会なのでしょうがないといえばしょうがないのですが・・・
本気で来るティア1に勝とうと思ったら、もう1段も2段もプレーの精度を上げていかないと勝つのは厳しいです(涙
1番にゲンジ(Genge)を使ってスクラムで粉砕作戦でくると思いきや、日本の走力を警戒してマーラー先発!
その起用が見事に的中してジャッカルされてしまいました(泣)というプレー
開始早々ゴール前でのペナルティー
舐めてトライを狙いに来てくれれば付け入る隙ももっとあったと思いますが、躊躇なくショット選択
こいつは本気モードだ
とはいいながら、蟻地獄タックルも炸裂してミスも誘発しての
敵陣ゴール前でのラインアウト
ここでスペシャルプレーが決まっていれば・・・
ラインアウト職人コーネルセンの見事なキャッチから堀江のピールオフ
松島と姫野が両サイドに走り込み一気にトライを狙いに行くプレー
下の陣形からもラインアウトの裏にスペースがあり、松島がもらっていればトライまで持って行けたのでは?
というタラレバ(汗
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ラインアウト職人コーネルセンのキャッチ
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ハーフの位置に入っているラブちゃんに!
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ファカタバがちょっと前に出過ぎてますがコーネルセンをガード
その外に稲垣
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ここで最後尾の稲垣の仕事は
マーラーを「バインド」して
「ラインアウトモールからブレイクさせない」ことです
この時に左手でマーラーを
「バインドして」
「モールに巻き込んで」
「ブレイクを遅れさせる」ことができていれば
ラインアウトの後ろにスペースが生まれる予定でした
さらに
ブレイクする時に
「バインドしている手をてこにして飛び出す」ことで、
マーラーをその場に「置き去りにする」こともできる
しかしながら、マーラーは稲垣のバインドを切ってしまい、押さえ込みに失敗
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ポイント2つ目は
「ラブちゃんの動きだしが遅い!」
堀江のピールオフなので堀江にパスしたらすぐにゴール方向に走りださなければいけない
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上の写真の時点では
サインプレーなので、堀江がゲインする前提で
「ゴールを向いて走り出し」ていないといけない
そして、マーラーは稲垣のバインドを切って堀江をディフェンスに来てしまった
ここも、もしゲンジだったら、ボーッと稲垣の前あたりで見ていたかもしれません
ボーズウィックさんの起用が的中してますね
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で、ラブスカフニはこのビッグチャンスを理解していないので
前を見ず、外のフォローに行こうとしている
マーラーは堀江に向かって斜めにディフェンスに来ているので
松島にオフロードして「入れ違いにして突破する」
のがこのサインプレーの趣旨
松島はラインアウトの後ろの大きなスペースがあるので
トライになっていたかもしれないし、
ファかタバがフォローしてトライしていたかもしれなかった
・・・
この時、サインプレーを理解して松島のフォローに走る意識をしているFWは何人いたのだろうか?・・・
ラブスカフニが前を向いていれば、
松島がマーラーに捕まったとしても、姫野のコリジョンのどちらにも到達できる
姫野が相手と衝突する場所(コリジョンライン)から相当後方におり、
サポート参加に遅れが生じる
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上の写真の時点でラブは本来なら堀江のすぐ後ろに到達していたはずで
姫野がコリジョン時点で立っているうちにバインドできたと思われる
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流石の姫野、一人目は突破するも
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二人目のマーラーが姫野を止めに入る
ラブが、このサインプレーの趣旨を理解して、前を向いて走っていれば、
このコリジョンにも参加できていたはずだが、次のポイントに行ってしまった
2次ポイントはジャンパーチームのリーチ、コーネルセン、具で十分カバーできる
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この時点で稲垣到着
この姫野が立っている時点で
左手は
姫野を「バインドして自立を補助」し、
右手は
「マーラーの右手を剥がし」ながら
マーラーを押し込むことで姫野から剥がす
べきだったが・・・
姫野が倒れてラックになるのを待っているため、
マーラーにジャッカル体制に入られてしまった
この時点で流石の松島が前方から帰ってきてマーラーの腕を取り行くも
マーラーの前進力を止める推進力はない
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稲垣も松島をバインドして推進力になろうとしているが、
「時すでに遅し」
この状態で入るなら
マーラーの真後ろから胴体の上に入り
右手はマーラの「左肩を持ち上げるように下から回し」、
左手で「右手をつかみ上げる」べき
こうすれば、松島が掴んでいる「マーラーの左手」と一緒にボールから引き剥がすことができ、
マーラーのジャッカル防止ができていたかもしれない
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ところが、
「姿勢が高い!」
松島を押し込むのではなく持ち上げてしまったため
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松島のマーラーにかかっていた腕も外れてしまい
完全にジャッカルを決められてしまった
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「ほんの些細なプレー」ですが、
トライできるかどうかの分かれ目になった
「大きなプレー」でもありました
フォワードは
「プレーの展開を予測して動く」ことが大切
サインプレーであれば、
「自分は何番目にブレイクしたか」によって
「何をやるべきか?」が変わってくる
「フォローするか、ミスに備えてバックアップに回るか」
「バインドするか」
「相手のどこを掴んで剥がすか」
・・・
ほんの些細なプレーが「コンマ何秒」かの時間を作ることができる
ラグビーの勝敗を分けるのは「コンマ何秒」の世界
この意識改革ができれば、ティア1と対等に戦える日はかならず来る!
という、いつもながらの妄想でした
いつもおつきあいいただき本当にありがとうございます