「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

1)普遍的不変性

2021-09-09 05:03:51 | 日記

1-1変化と不変

「時代に合った憲法にする。」という表現が見られる。一見すると尤もらしい表現と伝わる。しかし、いつの時代にも変わらぬ適正の見解が希薄なまま時代に流される性格を招くようであって哲学文化の脆弱性への不信を感じる。変化という観念の前段に不変的な良好性の認識が整い後者の為に前者を作る論理において健全な感性と観念と精神と身体の相関と習慣が現れる。

1-2普遍

これに万人性という平等の理性が加えられ普遍的発想と志向が起こる。あまりにこの志向が乏しい人間性はエネルギー不均衡性を招き人間平等の理性の壊れた性質を招く。これへの根源的な不信と疑念や諦め感が起こり改善の要望を示すか、関わらぬという態度が出現する。健全な基礎土台の同一的な性格との積極的な関与に及ぶ自然律が作動し好循環の広がる社会性と空間性を基調とする。

1-3歪性

この構造と体系と動態が見られぬと欠陥性の認識に及ぶ。個々の部分が羅列的分断で基礎の乏しい粗末な表現への不快感が増す。自己と他者との同一的な欲求と基盤に相当する普遍を求める性格に無いと容易に外界を犠牲に自存性を求めるバランス感の壊れた犯罪性の現象を意識的か無意識的に出現させる。慢性化した肥満症という類に映る。ボンボン育ちの崩れた性格や力任せに財を奪う様な金満経営者や頭でっかちで小奇麗な表現を多用し外界を欺き自存を求めるガリベンという物理依存の激しい歪性が類型化される。

1-4動静習慣

根本法とは何か。普遍的不変の見解を求める真理の探究というエネルギーの存続する性質にあって健全な根幹と芯を作る性格を産む。自律的自制の根と柱を持ち自己と外界への公平な基準と運用を図る人間の良質性に不動的な基準の認識を産む。根源と根幹と産出(部分と全体)と習慣の生態観を大枠性にもって中味の配置と相関と体系を表す作法が整備される。人間平等の理性を反映した形が産まれる。

1-5広狭の普遍的不変性

こうした普遍的不変の観念を宿し時々の内外環境に対面し基準と良質へ及ばせる最良的方法を果敢に投じる態度が産まれる。実施と検証と改善の軌道を存続する広義の普遍的不変の概念と実感を得る。健全な質の基に良好な量を産む相関が産まれる。

1-6バランス感

「情報技術、会計学、マーケティング、統計、経営、英語」等という実学的な要素に対して、人間と生態の普遍的不変の観念が土台性を持ち、「活動法則、動静概念、生態観」等という基礎の適正が作られる。人間平等の理性を根源に抱き、健全な発想と分化と統合といった思考の基礎が組み込まれ、言葉や概念、領域観を引き出し、精神性による身体性の制御を作る創造観に集約される。

良好な根源性が良き全体像を産み健全な根幹性を作る。基礎土台性が瘠せると歪な具体性に偏り良好な産出性に及ばない。バランス感の崩れた領域性と生態に外れる。技術を悪用し糧を得る盗みや略奪と物質依存の激しい非社会性や非人間性を生む。

1-7無思考無機質性の弊害

どこの領域においても具体の施策を投じている。大手企業と同様の在り方に優れているという常識感が形成される事かもしれません。規模に適する方法をもって良好な適合性が産まれる。根本性の原理を掴み、対象性に照らし相応しい具体性を起こす創造原理を確立される習慣において良好な感性の稼働している状態が現れる。妙に無思考の画一的マニュアル性に嵌ると根本原理を引き出し多様な対象性に応用させる創造力が起こらない。ロボット規格化された基礎や根本の乏しい歪性が作られる。


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