皆様今晩は、本日も国鉄線の記事から少し興味の持っていただけそうなお話をさせていただこうと思います。
5月1日からJR東日本による四季島が運転を開始しました
画像 Wikipedia
現在、寝台列車を連結した列車はこうしたリゾートトレインの他にはサンライズ位ですが、昭和40年代にはまだまだ全国で数多くの寝台列車が運転されていました。
昭和45年10月時刻表から
昭和43年10月の「国鉄線」と言う部内誌lで見かけた内容から、ちょっと面白いものをアップさせていただきます。
この記事では、それまで管理局単位で調達し、仕様もバラバラであった寝台車に使用する毛布の仕様を本社で、材質・形状・寸法に至るまで統一して旅客サービスの向上を図るとともに、作業性を向上させたと言う記事です。
国鉄時代は結構、管理局単位で仕様等を決めて調達すると言う例が多く、例えば寝台特急のヘッドマークも当初は鉄道管理局が独自に始めたものであり、管理局ごとに其仕様はまちまちでした。
国鉄線 昭和43年10月号から引用
東京機関区や宮原機関区(大鉄局がヘッドマークを付け始めてから東京も付けたように記憶していますが、誤っていましたらご指摘願います)では、標準的と言うかこの形が後の標準になるのですが円筒形のマークであったのに対し、九州では伝統的におわん型が採用されていたようです。
国鉄末期に復活した時もおわん型のヘッドマークでした。
九州鉄道記念館にて 歴代のブルートレインヘッドマーク 撮影blackcat
このように、国鉄時代は管理局単位で仕様等を決めていることが多かったのですが、旅客サービスよりも経費の節減を意識しすぎて調達価格の安さばかりに目が行って「安かろう・悪かろう」の商品を調達している傾向があるとして、本社が改めて標準仕様を策定の上調達したと書かれています。
具体的には、それまで使われてきた合繊毛布(アクリル混合)に代えて外観。弾力性、耐用性、保温性に優れた純毛毛布に変更、記憶が正しければ、クリーム色の純毛の毛布で結構厚くて白のシーツが別途かけられていました。
こうした施策は、旅客サービスの向上につながるだけでなく、乗務員からに要望も有ったからと言われています。
と言いますのは、合繊毛布では、カバーを取り外す際静電気が発生するので、純毛毛布に替えて欲しいと言う要望が有ったそうです。
昭和43年10月【通称ヨンサントウ】に投入される新製及び改造寝台車245両から本社規格による純毛毛布が採用されたと書かれており、それ以後も順次本社仕様になっていったと思われます。
1975年(昭和50年)3月9日(岡山駅にて)撮影 blackcat
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日本国有鉄道研究家・国鉄があった時代
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国鉄時代は結構、管理局単位で仕様等を決めて調達すると言う例が多く、例えば寝台特急のヘッドマークも当初は鉄道管理局が独自に始めたものであり、管理局ごとに其仕様はまちまちでした。
国鉄線 昭和43年10月号から引用
東京機関区や宮原機関区(大鉄局がヘッドマークを付け始めてから東京も付けたように記憶していますが、誤っていましたらご指摘願います)では、標準的と言うかこの形が後の標準になるのですが円筒形のマークであったのに対し、九州では伝統的におわん型が採用されていたようです。
国鉄末期に復活した時もおわん型のヘッドマークでした。
九州鉄道記念館にて 歴代のブルートレインヘッドマーク 撮影blackcat
このように、国鉄時代は管理局単位で仕様等を決めていることが多かったのですが、旅客サービスよりも経費の節減を意識しすぎて調達価格の安さばかりに目が行って「安かろう・悪かろう」の商品を調達している傾向があるとして、本社が改めて標準仕様を策定の上調達したと書かれています。
具体的には、それまで使われてきた合繊毛布(アクリル混合)に代えて外観。弾力性、耐用性、保温性に優れた純毛毛布に変更、記憶が正しければ、クリーム色の純毛の毛布で結構厚くて白のシーツが別途かけられていました。
こうした施策は、旅客サービスの向上につながるだけでなく、乗務員からに要望も有ったからと言われています。
と言いますのは、合繊毛布では、カバーを取り外す際静電気が発生するので、純毛毛布に替えて欲しいと言う要望が有ったそうです。
昭和43年10月【通称ヨンサントウ】に投入される新製及び改造寝台車245両から本社規格による純毛毛布が採用されたと書かれており、それ以後も順次本社仕様になっていったと思われます。
1975年(昭和50年)3月9日(岡山駅にて)撮影 blackcat
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