AORプログレCitypop音楽ネタ&カーレース

不動産屋が趣味で書く音楽ネタ。AOR,プログレ、Citypopなど。カーレースねた。

音楽徒然草・・・その4

2012-11-30 10:30:16 | 日記

前回はCamel キャメルって事で、メル・コリンズの項でも書きましたがこのバンドはフルートが結構フューチャーされたおりまして、今回はフルートが活躍するバンド、アルバム紹介。

キャメルで有名なのはコレ。

曲はコレ

http://www.youtube.com/watch?v=VEu1cele7BI

まあ~見事にキャメル節と言うか、素晴らしい。このアルバムは有名なスノーグースの物語をコンセプトにまるまる1枚を使って作られた傑作です。是非、全曲の流れを堪能して頂きたい作品。

続いては、同じく英国のバンド、ジェスロ・タルです。中黒をどこに入れるか・・・・ジェス・ロタルとか間違えそうです。(ファンならそんなコたァないか・笑)

近年発売されたワイト島のライヴ盤のジャケがコレ。

コレ、足を上げているのがポイント。有名っちゃあ有名なポーズですな。イアン・アンダースンが若くて別人のようですが、他のアルバムではこんな感じでなもんで。

で、多作な方々なもので、コレというと色々あるのですが、反則ワザの批判覚悟でコレ。

曲はコレ

 http://www.youtube.com/watch?v=poy89VS19LE

な~んでかは、分かる人はすぐ分かるんですが、このアルバムだけかのエディ・ジョブソンが参加しておりまして、よりU.K.とかのプログレ寄りになっているからで、ハイ、個人的趣味に走っておりますな。やはりタル寄りになるとこちらでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=iWJgJkVL0xM

さてさて次はオランダのフォーカス。オランダはイギリスから見ると海を隔てているんですが、例のパーレーツ・ラジオが聞こえる場所なもんで、英国ロックの影響が顕著なんですね。で、そのオランダから出てきた世界的ロックバンドが”フォーカス”。全米のチャートで100位位内にインするくらいですから。で、その世界的ヒット曲がコレ。

http://www.youtube.com/watch?v=g4ouPGGLI6Q

ヒットしたもんで、YouTubeもいっぱい出てきますな。タイトルが「悪魔の呪文」。アルバムはコレ。

なんでこんな曲が大ヒットと思わないわけではないですが、プログレが世界的にウケていた稀有な時代の象徴かと。それにしてもコミカルで、コレを進めるのは正直勇気要りました。もっとコレ!って曲有るんですが、なにせ長い。

フルート吹いているのが、タイス・ヴァン・レアって上のジャケの右端の人。タルのイアン・アンダースンと共に”唾飛ばし”系の代表って感じです。クラシックの人が見たら卒倒モンですな。フルートもロックするとこうなるって事でしょうか。

最後に、フランスのアジア・ミノールをご紹介。

  う~んジャケ小さい。80年代の数あるプログレの中でも最上位に置かれるジャケのセンスとサウンドです。LPでも持っていますが、このアートワークはLPじゃないとと声高に言いたい一品です。

そのアルバム1曲めがコレ。

http://www.youtube.com/watch?v=rl2LRrgUFdc

イントロのリズム出しから、緩急激しい展開、楽器の配置など文句のつけようがありません。プログレはかくあるべしと言いたくなるお手本のような曲です。メインヴォイスがフルートって事ですが、聴きこんであっという間に時間が過ぎてしまう程個人的には魅力的な曲です。

いや~、やはりフルートでくくるとプログレばっかりや~。


音楽徒然草~その4

2012-11-05 11:30:54 | 日記

自分のCDやレコードの9割がたはレヴューを読んで購入しているんですが、たまに試聴した結果買うハメになったアルバムがありまして、先日ご紹介のブリン・ハワースの「PastItOn」がまさにそのパターンだったんですが、同様に試聴即買いのアルバムを思い出すと

まずはコレ。

 

クリス・イートンさんの「Vision」です。たしか渋谷のHMVの試聴機で聴いて即買い。1曲目のイントロだけで秒殺って感じでした。

派手なキーボードのイントロはASIAを想起させますが、こちらは明るいメジャーコードでリズミカルにグイグイと惹きつけられる感じです。曲自体もメロディアスでAメロからサビまでスキのない展開に参いりましたとしか言い様がありません。

アルバム全体で捨て曲がなく、実によく出来たAORの一品として今でも色あせること無い一枚です。

次はコレ。

そこそこヒットしたのでご存知の方も多いかと思います古内東子さんのアワーグラスです。

邦楽の場合、1~2曲良くっても”レンタル”しようかなぁぐらいでアルバム購入ってのはホント少ないんですが、コレは頭3曲聞いて買っちゃいました。曲自体も良かったんですが、バックの演奏が素晴らしい。ほとんど”打ち込み”がなく生演奏ってトコロと使っているミュージシャンが良い良い。(次作でリズムが打ち込みメインになったのが残念。)

 


音楽徒然草~3

2012-11-04 15:48:49 | 日記

え~先日はゴンザレスからココモって話でした。

”ココモ”って言うとかのビーチボーイズのヒット曲を思い浮かべますが、そのヒットから遡ること10年前に存在した英国のファンク・バンド。

なんでも、ゴンザレス、ココモ、アヴェレイジ・ホワイト・バンドが当時の3大英国ファンク・バンドってことらしいです。

アヴェレイジ・ホワイト・バンド以外は知る人ぞ知るって感じでしょうか。

ゴンザレスは2000年くらいにレコ店で見つけて知ったんですが、ココモは1980年代に売っていた故北村昌士さんの名著「キング・クリムゾン-至高の音宇宙を求めて-」(コレはクリムゾンFan必携の”バイブル”。もう一度言います”バイブル”)

にアルバム・レヴューが掲載されていたので知っとりました。要はクリムゾンに参加したメンバーの他に参加したアルバムを乗っけていたんですが、プログレやクリムゾンの音楽に全く無縁なアルバムを掲載しているところが尊敬に値しますな。当時のゴリゴリのプログレ野郎でアホな自分はとりあえずプログレを期待して”ココモ”を買うという愚挙にでましたが、「これはこれで良いな」と。ははっ。(ブリン・ハワースは全く無視でした)

KOKOMOのデビュー作は『ファンキー・マシーン★ココモ1号』

http://www.youtube.com/watch?v=-AJCHQhXIJU

ゴンザに比べるとクールな感じですが、こちらもクラブ受け間違いなしです。よりヴォーカルに比重がある点もゴンザと違う感じ。もっとヴォーカル・メインにするとアヴェレイジ・ホワイト・バンドになるか。玄人ウケな分、ヒットしなかったんでしょうなぁ。

メル・コリンズさんはクリムゾンからいきなりココモ移籍ではないんですが、ここまで音楽性が違うバンドに在籍ってのも面白いですよねぇ。まあ~クリムゾンでもライヴではファンキーに吹いていたそうですから。

で、メル・コリンズさんはその後またプログレ・バンドのキャメルに参加します。キャメルはリーダーのアンディ・ラティマーさんがギターも弾くけどフルートも吹くもんで、メル・コリンズと場合によってはツイン・フルートになってしまうという世にも珍しい編成になったかと。

クリムゾン特有の攻撃性や破壊性はキャメルにはありません。叙情的な雰囲気とメロディアスなサウンドが特徴的でして、またまた音楽性の違うバンドって事で。メル・コリンズさん参加のアルバムではコレ。

http://www.youtube.com/watch?v=GKK7jzwxbhw

名曲「Echoes」です。同名のCamelカバーバンドが日本に居たりします。

いいフレーズですよね。まさにキャメルって感じです。

 

因みにメル・コリンズがいた頃のライヴ映像がコレ。

http://www.youtube.com/watch?v=G486fTtdk5g&feature=related

中央のギターがアンディ・ラテイマーで左隣りの白いのがメル・コリンズ。ベースはデイヴ・シンクレアか。オールスターズですな。

メル・コリンズさん、いきなりソプラノ・サックスでケニーG.ですか?って感じで笑えますが、オープニングからフューチャーされまくりで人気の高さと大物扱いが感じられますなぁ。


音楽徒然草~その2

2012-11-02 16:17:29 | 日記

前回はパイロット分裂後の2作品をご紹介しましたが、今回もその流れで探し歩記。

パイロットの「TwoTheCrowd」もそうですが、イギリスにもAORっぽい作品がゴロゴロありまして(AORと言うとアメリカって感じですが)。カラッとした西海岸に比べると英国独特の湿っぽさというか、英国らしい雰囲気があったりしてそこがコレまた好かったりします。

まず、コレ。

いや~いいジャケットですよねぇ。間違いなくジャケ買いしますね。

1979年発売ですよ。いや~これまた縁起がいい(笑)。素晴らしいですな。

クリス・レインボウさんです。オリジナルアルバムは今作品がラストの3枚しかありませんが、他人の作品に参加が多くあります。

このアルバムはAOR本には必ずと言ってよいほど紹介されている折り紙つきの作品ですが、一人多重コーラスからビーチボーイズ・フォロワーとしてもその筋のファンには知られたシンガーソングライターです。(本人もブライアン・ウィルソンを敬愛してやまない。)

英国の至宝とまで言われた美声を最大限に生かしたメロとアレンジで他の追随を許しません。女性の場合は”美声”はよく話題になりますが、男性で美声ってのは(好みによるかもしれませんが)珍しい。

で、実は多くの洋楽ファンは彼の美声を間違いなく耳にしているんです。かのアラン・パーソンズ・プロジェクトの曲でコーラスを多く担当、バラードではリード・ヴォーカルをとったりしています。

アラン・パーソンズ・プロジェクトと言えば、パイロットのデヴィッド・パットンもメイン・ヴォーカルとしてヒット作に参加していますし、クリスさんともどもキャメルにも参加しているなど、共通点多しです。

このアルバムには、サイモン・フィリップス、モ・フォスター、パイロットのイアン・ベアーンスンなど錚々たるメンバーがバックをつとめていてその点も非の打ち所なしですな。

http://www.youtube.com/watch?v=NoQOAwEI-XQ&feature=related

さて、同様に英国AORっぽいオススメの次はブリン・ハワースさん。

これまた良いジャケですな。写真にちょこッと文字入れしただけですが、ブリンさんがあまりに様になっているので格好イイ。

スライド使っているなぁと分かった方居らっしゃると思いますが、実はデビュー当時はアメリカ南部のスワップロックを演じてまして、その筋の方には知られていたかも?。と言うか、知ってる人いる?。

これは、レコ店でかかっていた曲に見事に引っ掛かって買いました。即買いでした。ってくらいこのアルバムの1曲めに刺されちゃいまして。

コレですな。

http://www.youtube.com/watch?v=6cHaUfcFCNU

ああた(貴方)!このイントロどうですかっ!。AOR以外の何でもない。さりげないピアノにホーンセクションが絡む瞬間なんて鳥肌モノです。

あ~久しぶりに聞いてもコーフンしますな。素晴らしい。

これね、メロも良いんですが、AORのポイントはプロダクションにありですから、アレンジですな。ゴンザレスってバンドのスティーヴ・グレゴリーさんがホーンアレンジって事で、コレが効いている。

ゴンザレスは英国のスタジオ・ミュージシャンの集合体で一言で言えばファンク・バンドですが、ラテン風味、ソウル風味など多ジャンルわたるエッセンスを織り込んだサウンドで異彩を放つ素晴らしいグループです。こんな感じ。

http://www.youtube.com/watch?v=qf9-Nq8qGQE&feature=related

アルバムはコレ。

初期2作品はフリーソウルFanにはかなりアピール度高いのではないでしょうか。

話は、ブリン・ハワースさんに戻りますが、デビュー作には元キング・クリムゾンのゴードン・ハスケルさんやメル・コリンズさんが参加してまして(ゴードン・ハスケルはその昔ブリン・ハワースとバンド同じくしていた、メル・コリンズは何でも屋なんでどこにも顔出す)お名前は存じてましたが、知った当時はゴリゴリのプログレFan時代だったので、”プログレ無関係”との事であれば全く興味なしでした。

さてさて、その何でも屋、元キング・クリムゾンのメル・コリンズが居たゴンザレスと並び称されるファンク・バンド”ココモ”もオススメなんですが、・・・・・この調子じゃ終わらないがな(笑)。また次回!。