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日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Rome 2008 / 古代ローマの神殿

2009-06-11 | Italy

小説および映画 『天使と悪魔』 で、ガリレオの著書に隠された暗号をヒントに、ハーヴァード大学教授ロバート・ラングドンが最初に向かったのが、ここパンテオン [Pantheon] です。
紀元前25年に初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近、マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建てられた最初のパンテオンは後に焼失し、現在のパンテオンは、第14代皇帝ハドリアヌスによって、118~128年に再建されました。
今から1800年以上も前の建物ですが、現存する古代ローマ時代の建造物で最も保存状態が良く、ほぼ当時のままの姿で残っています。
正面には、この太いコリント式の花崗岩の円柱が16本並んでいて、遥か昔の想像を絶するほどの建築技術は、息を呑むほどです。
元々はローマの神々を奉る神殿でしたが、後にキリスト教の聖堂となり、37歳の若さで亡くなった、ルネサンス期を代表する画家・建築家ラファエロ・サンティ [Raffaello Santi] は、ここに眠っています。


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