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自宅の近くに桜並木で有名な大学の遊歩道がある。
いつもなら家族つれが桜の下でお花見をしているのが恒例だが、
流石に今日は寒すぎて誰もいない。
今日、明日がピークの様で枝垂れ桜も紅白の木が寄り添うように満面の笑みを浮かべている。
茶の湯の世界では4月は炉の最後の月で名残の季節
大寄せの茶会やお茶事も各地で頻繁に催されている。
今日は知り合いのお茶事にお招きにあずかった。
桜のテーマでお道具やお懐石が組み立てられており、炉の最後とはいいながら
桜にちなんだ取り合わせは場も華やぐ。
北陸の地からわざわざこの茶事のために夜行バスで来た連客がいた。
まだ雪が残り、時折小雪が舞っているらしい。
列島は南北に長い。開花予報が北上する頃には
満開の桜は、儚く桜吹雪となって散っていく。
お名残惜しゅうございますね。