
(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会
映画「ピストルライターの撃ち方」
【あらすじ】
遠くない未来、
地方で再び原発事故が起こった
しかしその隣町では
一見変化のない生活が続いている。
ピストル型のライターで
煙草に火をつける残念なチンピラの達也は、
ヤクザの下で立入禁止区域の
除染作業員をタコ部屋まで運ぶ
バンの運転手をしている。
そんな達也の下に、
刑務所に入っていた親友の諒と出稼ぎ風俗嬢のマリが
転がり込んできて、
行き場の無い3人の共同生活が始まる。
<高橋裕之のシネマ感>
地味目な展開が最後まで観客を
引っ張っていくような作品。
原発事故が起こったとあるが
それは重要ではないが
登場人物達の心の影の
一部分になっているかもしれない。
大きな争いや大きな事が起こるわけではないが
淡々と進んでいく展開に
いつか自分も同化しているようになる。
人それぞれの想いに
寄り添っていく感覚になるのは
それは主人公を演じる
達也役の奥津裕也さんの
哀愁漂う演技によるものだ。
働く者たちの群像劇だね。
終始行き場のない人生が
描かれている。
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