先日のドライブレコーダー取り付けの際に起きてしまった、ナビのロック状態。
ディーラーで解除してもらい、無事復活してドライブレコーダーの取り付けが完了してホッ・・・としたのも束の間。
新たなトラブルが発生してしまいました。
さぁ、この写真の違和感に気付くでしょうか。
ドアミラー、右は格納してるのに左は出たまま。
この車、標準でドアロック連動ドアミラー格納装置が付いているのですが、ドアロックしても格納されるのは右だけ。
左は中の方から『ウィ~』って虚しく空回りしてる感じのモーター音が。
ネットで調べてみると、この車種のドアミラートラブルとしては結構珍しい事では無いみたい。
まぁドアミラーなんぞ取り替えてしまえば良いじゃん!と思われがちですが、そう簡単に行かない背景もあるんです。
この車、アラウンドビューモニター装着車なんです。
・・・そう、ドアミラーにカメラが内蔵されているんです。
お蔭でアッセンブリー交換なんてしよう物なら、軽く5万円以上のコストが発生するとかしないとか!!
それは『ハイ、では新品に交換して下さい』と言える訳もなく。
でもこのままだと微妙にドアミラー本体が格納側に動く為、ミラーの写り具合も変わってしまうし、アラウンドビューモニターの左側が斜めにズレてて気持ち悪い!!
中古とは言え、買ってからそんなに時間経ってないのに・・・参ったね~なんて思いながらネットで情報を漁ってみると・・・。
幸いな事に、DAYZ・EKワゴン共に、格納モーターユニットが部品で出るとの情報が!
マジですか!?とディーラーで調べてもらった所、確かに『部品で取れますよ』との事。
これなら部品代の¥8400チョイで復活させる事が出来る!!
その場でオーダー・・・と行きたい所でしたが、モーターユニットにも2種類あるらしく、一旦家に帰って現車確認。(キャラバンでディーラー行っちゃってたので・・・)
そのポイントとは、
・ミラーを外した所に『A』の刻印の有無。
・カプラーのピン数
この2点。
これを確認してディーラーに電話したら、『OKです。特定出来ました』との事で、手配をお願いしました。
そして数日してやって来たドアミラー格納モーターユニット。
中身はこんな感じ。
ん?モーターユニットだけじゃなく、ハーネスも付いてるの?と思いましたが、後々その意味が分かりました。
部品を受け取る時、ディーラーのサービスフロントの方に『本当に御自分でやるんですか??無理だと思ったら遠慮なく持って来て下さって結構ですからね!』と。
なんですか、そのプレッシャーは・・・。
とりあえず早速ドアミラー再生手術の開始です。
まずは鏡を外す事から始まります。
裏側の突起部がはめ込み固定されているので、吸盤でミラーを支えながらの作業が落下(→割れ)を防ぐ意味でもおススメ。
内装剥がしツールを下側から挿入し、鏡中央部にある固定部を狙って・・・
グイッ!!と一気にやります。
鏡部の裏側はこんな状態です。
真ん中の窪み部でハマってるので、それを引き剥がす事で鏡が外れます。
次はドアミラー本体を車体から外す訳ですが、その為にはドアの内張りを剥がす必要があります。
前回、リアのスピーカーを交換した時と基本的には同じ要領です。
ドアハンドル部のネジを外し、
パワーウィンドウスイッチ部のネジも外します。
ネジはこの2本のみ。
外したら、内貼りを引っ剥がします。
防水シートをめくるとドアミラーのカプラーが見えますので、外します。
ドアミラーの固定ネジはここ・・・ってどこ?
黒い三角形のシール(!?)を剥がすと
中に2箇所、ナットが見えますね。
この2箇所と右手に見える1か所の計3箇所のナットを緩めれば外れます。
配線がクリップでドア内側に固定されているので、クリップを外してゆっくり引っ張ると・・・
取り外し完了です。
ここからは室内での作業に移行します。
まずはボディ色と同色のドアミラーカバーを外します。
上記のような鋏むタイプの爪が数か所ありますので、ラジオペンチ等の先が細いペンチ・プライヤーで爪を挟みながらカバーを外して行きます。
が、パッと見で確認出来ない『隠れ』爪が数か所あります。
その為に、ミラー角度調整ユニットを外します。
3箇所のネジを外して浮き上がらせると・・・
出た!隠しツメ!!
他にも見え辛い爪(4ヵ所有ったような)を外して、
無事カバーの取り外しが完了。
次はミラー本体の分離作業です。
取付部の底面を部品を隙間にマイナスドライバーを突っ込む等して外します。
ただハマってるだけです。
するとネジが3箇所顔をだしますが、
おっ、これはトルクスですね。
幸い手持ちの工具に対応工具が有ったので、
グリグリ~っと外して、
グッと引っ張ってあげると、
ベース部と本体部の分離が完了。
多分T25のサイズだと思います。
と、ここでバサッとハーネスをカットしてしまいます。
取寄せた格納モーターユニットに新しいハーネスが同封されているので大丈夫です・・・と言うか、切らないとユニット交換が出来ない仕組みなんですね・・・。
サクッとカット。
さて、今度は本体側を更に細かく分解。
なぜハーネスを交換しないといけないのか?
上記写真で確認出来ますが、ハーネスがモーターユニットの中を通る構造なんですね。
ハーネス自体は通るんですが、それに付随してるカプラーが穴を取らないんです・・・。
見るからに通らなそうなのが確認出来ると思います。
カプラーはウィンカー用、カメラ用、ミラー調整用と3個ありました。
切ったハーネスを取り除き、肝心の格納モーターユニットを取り出します。
表から見える固定ビスを外し、
更にドアミラー本体下部部品を外すと固定ネジが出現しますので、これも外します。
外したら、逆の手順で
この新しいユニットを取付け。
ユニットの穴にハーネスを通し、カプラーを各箇所に接続。
さてここからは細かい作業です。
車体との接続用カプラーに1本1本、配線を差し込んで行く訳ですが、色と場所を間違えるとアウト!ですので神経を使う作業です。
ここで悩まされる事象が。
元々のハーネスには無かった配線が2本・・・。
数分、ミラーとハーネスを見比べて出した結論は、恐らくこれはミラーヒーター用の配線ではないだろうか?と言う事で勝手に納得。
その2本は無視して、元々の状態と同じになる様に接続カプラーを仕上げて行きます。
こんな感じで完成~。
実は眼が軽い色覚異常(色弱)気味なワタクシ、途中で色の判別が怪しくなって来てしまった為、娘殿に見てもらいながら配線したのでありました。
同時に娘殿の目に色覚異常は無い事も分かったと言うオマケつき。
では早速外に出て、車体に取り付けて動作確認を行います。
動作不備が有った時の為に、カバーはまだ着けておりません。
では・・・ドアロックオン!!
ウィンカーが1回点滅しながら、綺麗に格納してくれました。
鏡の位置調整もバッチリ動作OK!
いや~久し振りに格納されてる左ドアミラーを見た気がします。
各部の動作確認が無事終わったので、最後にカバーを取り付け。
その後、ドアの内張り等も元の姿に戻して、これにて無事格納モーターユニットの交換が完了です。
だいたい・・・1時間半チョット掛かったかな?
ディーラーのサービスの方の『出来なかったらいつでも・・・』の言葉の意味が分かったような。
結構面倒な作業でしたが、1度やってしまえば2度目は1時間掛からずに出来そうな気もする。
一番の難所は・・・実はボディ色のカバーを爪を折らずに外す作業だったりして・・・。
ちなみに外したモーターユニットですが、開けられる箇所が有ったので開けてみたら、
あれま・・・。
シッカリ割れてますね、ギアが。
このギアだけで部品として出れば・・・数百円で修理出来そうですけどね。
ギア交換ならハーネスカットしなくても出来そうだし。
今は何でもASSY交換の時代だから、無理なんだろうね。
でもモーターユニットだけでも部品として出てくれるのは助かりました。
某S社とかは、『ドアミラーはASSY交換のみ』と言うウワサも聴いたし。
今回もASSYのみだったら、直す気にはならなかっただろうな。
とりあえず元気に格納する様になったドアミラーに、オーナーの奥様も喜んでくれたし、メデタシメデタシ~
うちのも壊れたらお願いしに行こうお願いしに行こう😅
ただただ予算を掛けられないので、自分でやるしかないんです・・・。
自分で言うのも何ですが、マニアックですよね・・・💦
あっ、もしEKのドアミラーに異常が出た時は何時でも声掛けて下さいね!
工賃は・・・ふふふっ🤑
でもモーターユニットを替える技術力は無いのでドアミラーユニットヤフオクで探す。
ありゃっ・・・!
なっちゃいましたか!!
この作業は技術力よりも暇な時間をいかに作れるか!?かもしれません。
私の場合は、『いかにコストを省くか』と言うケチケチ精神での行動でしたが😅
でも冬場はプラスチックが硬いので、何かと作業性は悪くて嫌な箇所ですね。
ヤフオクと言う便利なシステムを上手く使うのも『有り』だと思います!
くまさんのEKもドアミラーにカメラ付いてるタイプですか??
それの有無でヤフオクの相場も変わりますよね・・・
ヤフオクで何故か右しか出てない。
数少ない左はカプラーが違ったりして中々苦戦してるよ。
左ですか・・・
需要が多い方ですね😅
そう言えばウチのも左だったな・・・。
こうなったら、くまさんもモーターユニット交換を是非!😁
カプラーは一緒なんだけど果たして上手く行くか?
まだ調べきれてない(泣)
あら、それでは私は一般ピーポーじゃないみたいじゃないですか?
こんなんでも一般ピーポーですよ!
ただ・・・ちょっと変人なだけで😅
ウィンカー付きに変更となると、車両側カプラーに信号が来てるか?が知りたいポイントですね。
テスターで12V計測出来ればポン付けで行けそうですが、ウィンカー用カプラーは来てました?
私のところはちょうど7年と3ヶ月超えてましたから無料ではなおりませんでした。
ここの分解の仕方を参考に、比較的簡単に修理完了しました。助かりました。