ボリビア カミナンド記

「ボリビアを語る会」

9月1日から30日まで、私のマンションの集会室脇のミニギャラリーで「南米ボリビアの風」展覧会を開いていることは前に書いた。

このミニギャラリー運営はマンションの管理組合が住民相互理解のために行なっているもので、なかなか人気があって、展覧会を開くのは順番待ちなのだそうだ。

特に展覧会と同時開催で話をする会を持つのは初めての企画だったんだとか。
ギャラリー担当の代表の方から紹介していただいて会は始まった。


昨夜のこの会にはなんと35名も参加してくださり、地域の方がこんなに多くボリビアへの興味をもたれたことにとてもうれしくなった。

写真をスクリーンに写す形で説明をしながらボリビアを感じていただいた。

ボリビアとは南米でも最貧国で、貧富の差が激しく、8割の富を1割の白人が所有していて、人口の55%を占める原住民の暮らしは今も昔も変わらず大変苦しい。

でも、お見せした写真はチチカカ湖、ウユニ塩湖、サンタクルスの美しい花、どの写真をとっても、とてもきれいなものばかり。(写真はウユニ塩湖で塩を集めているトラック)

美しい景色ばかりが出てくるので、皮肉なことに美しさが貧しさをかき消してしまったようだ。

私が一番伝えたかったことは子どもが虐げられ、女性が虐げられ、水道も無く衛生的な水を飲めない大勢の人たちがいることだったはずなのに・・・

このあと、夫もJICAシニアボランティアとしてどんな仕事をしてきたかを、ちょっと話をして、会は終わった。

最後に参加された方がこれからボリビアばかりでなく150もあるといわれる発展途上国に目を向けられるよう期待している旨、お伝えした。

写真は15日に後半の絵に入れ替えた展覧会。
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