Borderママの「国境らへんの」ぼやき日記

危険な南の国境生活
北の国境で村民生活
現在デトロイト郊外で母子家庭

出会いと別れ

2011-09-16 15:57:52 | ぼやき生活
水曜日の朝は、予報以上の寒さになった

朝起きたら -4度

これをどう理解すれば・・・
(理解する間もなく冬はやってくるんですけど)





去年の夏、シオラーノのT-ballで声をかけてくれたのは

同じ村に住む、同じよそ者のサンドラ

夫婦で海軍時代に、日本に駐留していたので日本びいき


冬になる頃にはすっかり仲良しになり、お互いの家を行き来するように

彼女は5人の子のお母さん

子供たちは学校へは行かせずに、ホームスクールをやっている

シオラーノと小僧と同級生の子達もいて、仲良く遊んで貰った


親戚としか仲良くしない人たちの村で、彼女もワタシと同様

ひっそりと簡単に友人が作れない寂しさを感じていた


毎週月曜日、ワタシは彼女の上の子供2人に

日本語を教え、そのあとは楽しいお茶と会話




ワタシのつたない英語にも「全然大丈夫、気にしすぎ」

といつも励ましてくれた彼女


7月の初め、彼女の妊娠が分かった

旦那さんは油田で働いているため、家を空けることが多い

そんな彼らの6人目の子供を迎えるための結論は

引越し


以前から実家の近くのほうへ、いつかは引越すと言うのは聞いていた

でも、その日は意外と早くにやってきた

今週の火曜日、彼女達はモンタナへ越していった


別れの朝、一人で家へ来た彼女

知り合ってから1年しかたってないなんて信じられないね

ネットやフェイスブックとかがあるから、現在のさよならは

今だけのもので、昔のさよならとは違うよ と言った彼女

ホントにそうかな?


お互いに家族があって、忙しくて、、、、車で12時間の距離

ワタシはもう会うことはないかもしれないと思う


彼女がくれたさよならのカードには

日本の料理が美味しかった、毎週月曜日のおしゃべりが楽しかった

アナタは自分が思う以上に、強い人だから村でも頑張っていける

日本語と英語を話し、海外に住んでるんだから とあった


ワタシは強くない

彼女が去ってから、心にポッカリ穴があいたみたい

毎日何もやる気がなくなって、ボーっとしてる


年とともに、別れとか環境の変化についていくのが辛くなっている

彼女が彼女と、彼女の家族の幸せのために決めたこと

これからのワタシが彼らにしてあげられることは

シアワセを遠くから祈ること


オハイオを去るとき、テキサスを去るときも辛い別れがあった

でも2回とも、去る側だったワタシ

去られる側の気持ち、今回初めて味わった

苦しいもんなんだね


サンドラ、よき理解者であってくれてありがとう

アナタとだけは自分の英語に卑屈にならずに、素直に話すことが出来た

アメリカに来て、初めての心を許せるアメリカ人の友人だった

新しい土地でも、家族仲良く元気で

新しい赤ちゃんが健康で生まれますように