綺麗な庭にずっと憧れがあります。
実家はものすごい田舎のため、
広い庭があるのですが、そのまま畑と繋がっていて
おしゃれな感じとは程遠く。。。
家を出てからは、まず学校の寮に入り、
その後ずっとアパート住まいのため庭には縁がなく、
7年前に今の戸建ての家に住むことが決まった時に
駐車場の塀の内側に少しだけ土を入れてもらい、
念願の「庭」を手に入れました。
が、
本当に小さいスペースなのに、全然おしゃれな感じにならず
いまでも季節ごと植え替えをしていますが
すぐに枯れ色に。。。
なんだか、うすうす気づいていたけど
向いていない? かも…(´・ω・)
使う土や肥料、気候、日光に当たる時間、
植物によって適した環境があると知って
庭の作り方の本を数冊買ったにも関わらず
いまだに寂しいうちの庭。。。
そんなときは、本を開いて理想の庭を観る。
最初は主に庭づくりのノウハウ本を見ていたのですが
もう、完全に自分の手の届かない感じの庭の方が
変に落ち込んだりしないので
自分の家とは全く違う感じの庭ばかり観るようになりました。
『庄野潤三の本 山の上の家』
書斎から眺める圧倒的な緑の庭。
生い茂る木、鳥の巣箱、素敵です。
『此君亭好日』
大分の竹藝家生野徳三・寿子夫妻の私邸「此君亭(しくんてい)」の写真集。
もうここまでいくと、別世界すぎて、ただの芸術鑑賞ですね。
序文のタイトル「竹藝家二代が築いた美の集大成」、これに尽きます。
建物も庭も美しすぎてため息がでます。
自分の煩悩みたいなものが恥ずかしくなってきます。
シンプルな本のデザインもとても好き。
そして、いきなり海外になりますが
『デレク・ジャーマンの庭』
最近観ているこのお庭。
知らなかったのですが30年前の本が新訳復刊とあります。
そして、なんだか最近いろんな雑誌とかで紹介されているっぽい。
ケント州ダンジネスの原子力発電所に面した
平坦で玉砂利が広がる空間に作り出した「庭=楽園」。
この本は、映像作家デレク・ジャーマンが
AIDSに侵されながら作り続けた庭の記録です。
「はじめに」より抜粋↓
ぼくらは古い灯台を見に行くことにした。デレクが言う。「ここに美しい漁師小屋があるんだ。もしいつか売りに出たら買おうと思ってる」。真っ黄色の窓枠のある黒塗りの小屋に近づいてみると、緑と白の「売り家」の看板が見えた──そんな思いもよらないことがあったので買わずにはいられなかった。
創元社さんのホームページで立ち読みができます。
本からだと反射で上手く撮れないので
画像を拝借しました↓
これ本当に漁師小屋なのかな?
素敵すぎるんですけど。
命をかけたといっても過言ではない庭作りの本。
圧巻です。
デレク・ジャーマンは他にも思い出があるので
次回書こうと思います。
今日のネコたち
仕事していると、いつの間にか近くで寝ている。
撮影中にふわりちゃんきました。
踏まないで〜 Σ(゚д゚lll)
寂しいうちの庭で、唯一くらい元気な紫式部。
枝がしなっていたので切ってきたらちょっと元気がないかも。