画家・山本浩二さんのエッセイ『ミラノの森』の続きです。
ミラノの扉の奥には、深い森がある。
この本には、言葉に余韻というか、その言葉の意味を
自分なりに解釈してみようと思う箇所がけっこうあります。
読んでいて、アトリエのことを書いているところがあったのですが
この本には、言葉に余韻というか、その言葉の意味を
自分なりに解釈してみようと思う箇所がけっこうあります。
読んでいて、アトリエのことを書いているところがあったのですが
本文より ↓
集中していると終りは突然やって来る。もうどこにも何も描けない。カンバスの前を行ったり来たりしながら考える。
<中略>
時間を置いた絵は完成しているように見えた。絵はいつも、筆を止めた瞬間から私の元を離れ始める。絵が私の領域から離れていると感じることが完成の指標である。
(ブエノス・アイレス大通り 2番地 P187より抜粋)
これ、
全く同じことを内藤礼さんも『母型』の最後で言っていた、と思いました。
『母型』の最後に質疑応答のページがあって、
内藤さんが作品を作るときに無意識を積み重ねていくという話をしたとき
質問者からの
ここで作品は完成というか、この作品でみなさんに真価を問いたいと思うときの決め手は何にあるのでしょうか。
という質問に
これでもうさわってはいけない、というときってあるんですよね。そのときなんですけど。それはじゃあどこに根拠があるかといったら、それはやっぱり「アートの秘密」じゃないですか(笑)。人間を超えているところ。
<中略>
これ以上さわってはいけない、と思えたときに、自分でももうバーンと距離ができているわけです。それがほんとに作品として成り立ったときだと思うので。その直感というか、それはぜったい信じるべきもので。<後略>
(<これいじょうさわってはいけない>──質疑応答P99より抜粋)
絵が上手い人はたくさんいて、良い作品もたくさんありますが
感動というか鳥肌が立つような、出会ったと思えるような魅力を感じる作品は
何かしらプラスアルファの力が働いているのだろうと思っていました。
やっぱり人の心を揺らす力がある作品は、
表現を超えた何かがが宿るのかなぁ、となんとなく思います。

……美術館に行きたいな。
学生時代は最低でも週一回は美術館やギャラリーに行っていましたが
社会人になって月に一回とか、さらに子供ができて年に2回とか
ひきこもりになる前はそれでもまだ時々行けていましたが。
最後に行ったのは、
Bunkamura ザ・ミュージアムの『みんなのミュシャ』展(2019年)。
こんなに美術館に行かないでいるのは初めてです。

ドリンクボトル付チケットを購入。《ヒヤシンス姫》デザイン。
夏はこれでお茶を飲んでいます。
この展示も良かったです。
ミュシャは大好き。
このとき図録買っておけば良かった。
画集で持っているのは1冊。
『ミュシャ作品集 パリから祖国モラヴィアへ』

ミュシャの絵はとにかく構図と色が良いのですが、
金を使っていたり、色彩が絶妙な分、
本になるとあまり綺麗じゃなくなってしまう気がします。
この本はその点があまり気にならないので手元に残しています。
そういえば、20歳になったころでしょうか、
長野市内でアート作品の展示即売会があって、
入場者プレゼントがミュシャのポスターとチラシに書いてあって。
どうしてもポスターが欲しかったのですが、一人で行く勇気がなく
父に頼んで連れて行ってもらったことがあります。
入り口でポスターをもらい、
せっかくだからと会場内を観ていると
やっぱりスタッフの人に話しかけられ、
ミュシャが好きなら、と《四季》シリーズを勧められましたが
買うつもりはなかったので
なんとかごまかして帰ってきました 笑
アートに関わる会社で作るポスターは、色の再現性が高いので綺麗です。
このポスター、ちょうど家にあった額の色がイメージに合ったので入れたのですが
サイズが合わないのにポスターを畳んで無理やり入れたため
なんだか少し残念な感じに。
この展示も良かったです。
ミュシャは大好き。
このとき図録買っておけば良かった。
画集で持っているのは1冊。
『ミュシャ作品集 パリから祖国モラヴィアへ』

ミュシャの絵はとにかく構図と色が良いのですが、
金を使っていたり、色彩が絶妙な分、
本になるとあまり綺麗じゃなくなってしまう気がします。
この本はその点があまり気にならないので手元に残しています。
そういえば、20歳になったころでしょうか、
長野市内でアート作品の展示即売会があって、
入場者プレゼントがミュシャのポスターとチラシに書いてあって。
どうしてもポスターが欲しかったのですが、一人で行く勇気がなく
父に頼んで連れて行ってもらったことがあります。
入り口でポスターをもらい、
せっかくだからと会場内を観ていると
やっぱりスタッフの人に話しかけられ、
ミュシャが好きなら、と《四季》シリーズを勧められましたが
買うつもりはなかったので
なんとかごまかして帰ってきました 笑
アートに関わる会社で作るポスターは、色の再現性が高いので綺麗です。
このポスター、ちょうど家にあった額の色がイメージに合ったので入れたのですが
サイズが合わないのにポスターを畳んで無理やり入れたため
なんだか少し残念な感じに。

しかも、家の雰囲気に合わないのと、私しか喜ぶ人がいないので
何回引っ越しても、家の端っこにひっそり飾られています。
今はほぼ私しか使わない、アイロンスペースに置いてあって
もらったポスターだし、もう処分してもいいんだけど、
と思いつつ捨てられない (´ー`)
またすごい脱線しました。。。
今日のぼたんは、少し寒そう。丸まってずっと寝ています。

ちょっと痩せちゃいましたが、
あげている療法食で栄養をとっているからか、触り心地がとても良くて。
ずっと撫でていたくなります。
今日も検査の結果の連絡来なかったね。。。
ふわりは、撮影してたらやってきてぐるぐる回ってました。
本と一緒に撮ろうとしたら、動きが早くて無理だった。

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