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「――着いたよ、ここだ」 駐車ブレーキをのレバーを引きながら、アルカードがそんな言葉をかけてくる。
アルカードが車を止めたのは、高架下の道路を右折した先にある、車道沿いの駐車場の前だった。
駐車場には自動車五台ぶんの白線が引かれているが、間隔がかなり広く一般的な日本車の全長よりもかなり奥行きがある――もともとは駐車場ではなく、住宅用の土地だったのだろうか。
ドアを開けてみて . . . 本文を読む
「先日女性の死体が発見されたそうです。場所は聞いていませんが、顔が潰されて指紋が焼き潰されていたとかで――数十人がかりでの性的暴行の形跡があったそうです。胸元に大きな火傷の痕があったとのことで、あまりにも異常だとの判断でこちらにも連絡がありました」
「あ」 フィオレンティーナのあげた声に、アルカードと柳田司祭が太陽を追う向日葵みたいにそろってこちらを振り返る。
「どうした?」
「立花警視は胸元に、 . . . 本文を読む
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「ところで――」 家電品売り場をぶらつきながら、アルカードが口を開く。
「さっきも話はしたが、洗濯はどうする?」
「はい?」 尋ね返すと、アルカードは四百リッターの五ドア冷蔵庫のドアを開け閉めしながら、
「そうしたいんなら俺の部屋の洗濯機を使うのでもいいが、君が嫌だろう――俺も気づかずに蓋開けたら、女の子の下着が出てくるってのはちょっとあれだしな」 そんなことを言いながら、隣に置 . . . 本文を読む
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みっつの買い物袋をかかえ、フィオレンティーナは書店に足を踏み入れた――金髪の吸血鬼の姿を探してきょろきょろと周囲を見回すが、棚の陰にいるのか姿が見えない。
とりあえず棚の間を一列ずつ見ていくことに決めて、フィオレンティーナは一方の壁際の棚に歩いていき――何気無く覗いた雑誌の陳列棚の前でなにか雑誌を立ち読みしているアルカードの姿を見つけて、彼女はそちらに歩いていった。
あの吸 . . . 本文を読む
これ、最近ハマってるスカイリム動画です。
いわゆる『スカイリム劇場』というやつで、タイトルについてるゆっくり実況という言葉自体適切ではないのですが。あくまでゲーム中のファイルだけで切り盛りしてるので斬新な動きとかは無いのですが、この作者の動画は見せ方がうまくて、殺陣を考える参考になってたりします。
ちなみにうちのスカイリムは一応化け物村からは脱したのですが、巧いことフェイステクスチャが反 . . . 本文を読む