びびのセレモニーの6月11日は、快晴でした。気持ちよい
風もあり、セレモニーの霊園が山にあるため、環境のよさを
実感できました。お別れセレモニーのあと、お骨上げまでの時間、
併設のドッグランや、待合室(ここがすごくゆったりできる所でした。)
そして、霊園の中を散歩したりしてすごしました。
一時間半くらいたった頃だったでしょうか?
写真の青空のところに一瞬虹が見えたのです。こんな晴天に
不思議なんですが、虹の一部分が少しだけ見えたのです。
そして、ふと杏と空を見ると、
ふたりとも、同じ方向をじっと見つめて、身動きもしませんでした。
私の目の錯覚かとも思いましたが、二人のこの様子をみて、
私の見たものはやはり虹だったのかも・・と思いました。
宗教には詳しくないのですが、四十九日までは、魂はそばに
いるのですよね。虹の橋を渡るのはそれからなのかもしれませんが、
空にものぼっていくのかもしれないですね。
セレモニーの話ですが、考えたくなくても、不幸があったとき、
どのような形で見送るか・・・・・
これは、とても難しいことだと思いました。確かに、お骨あげをして、
お骨がそばにあることは、誰もが望むことだとは思います。
愛する存在を亡くすことは、言葉に表せない辛さです。
でも、お墓を守るのも難しい現在、お骨をいつまで、誰が守って
いけるかとかいろいろ考えてしまいます。
でも、最終的にどうしても、びびは個別火葬でお願いしたいと思い
お骨上げができるところを捜しました。
こちらは、隣の市になる兵庫県加西市の動物霊園です。
セレモニー形式になっていますので、お別れの式、焼香、
お骨上げ。小さな骨壷は持ち帰りましたが、大きな骨壷は
四十九日まで、霊園で。四十九日の供養のあと、今後を考える
ことになっています。動物霊園なので、供養塔も、お墓もありますが、
ここは、今後を考えて納得できる方法にしようと思っています。
でも、喜びごとは計画して行っているものですが、不幸は
突然におこるもので、そのときにあわてないだけの、
準備が必要だと思いました。送り方にはいろいろあると思います。
どのような送り方にするのか、それはある程度考えているべき
だったのでしょうね。合同火葬のほうが、たくさんのお友達と
一緒にいれるのではないかとも思ったのです。そして、その
火葬場は家から遠くないので、いつでも供養塔にお参りできる
とも思いました。びびの、亡くなった次の日、もう、自分が何を
考え、何をしているのかわからない状態でした。悲しいときに
パソコンをあけ、その準備をしている自分が情けなかったです。
待合室での杏。
併設のドッグランでの空。
動物霊園のわんちゃん。
今でも、どうすることがよかったのかはわかりませんが、自然いっぱ
いのところだったので、いいところだなとは思いました。
動物霊園といっても環境も便利さもいろいろあると思います。
そんなことを考えたとき、やはり、余裕のある時間にゆっくり
考えることが大切なのではないかと思いました。
1週間前の日曜日が、びびが家で寝た最後の日でした。
びびの最期の様子もまだ、詳しく聞いていません。
その日は、びびを迎えにいって、びびの身体を抱きしめ、
顔を上げることもできませんでした。でも、
明日は、病院にいって最期の様子などを、聞いてこようと
思います。しっかり聞ける自信は全くないのですが、
びびのために少しずつ、強くなっていこうと思っています。
こんな私をみているとびびは心配でたまらないでしょうから・・・