視聴率が振るわないとか、現代劇は失敗作が多いとか、面白くないとか、ご都合主義とか…


色々言われてきたけれど、わたしは好きだった。

今までのどんなドラマよりも身近に感じていたかもしれない。
観賞している唯一のドラマということもあるけれど、これを楽しみに生きていた。
朝ドラから1日が始まった。
目新しい試みも多かった。
中でもモネは〈恋愛軸では生きていない〉ということ。
わたし世代の青春時代はロマンチックラブイデオロギー全開で、女の幸せは男で決まるとか、惚れられて一緒になるのが女は幸せとか、まさに白馬の王子様を探すのが人生、というのが一般的だったのだ。
時代は変わった。
あのディズニー映画でさえアナ雪では王子は悪役、姉妹愛を歌い上げたのだ。
『おかえりモネ』でも菅波先生やりょうちんとの関わりは本当に淡白だった。
周りの森林組合のおじさんおばさんや、視聴者ばかりがヤキモキしていた。
このまま最終回に突入すれば、このドラマでも恋愛よりも姉妹愛、家族愛となりそうだ。
お互いの仕事を尊重し合い、男女としてよりも人間として高め合いたいと思う関係の新鮮さ。

69年の人生でここまで価値観変わるとは。
やっぱり長生きするものですね。
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