これも友人から頂いたもの。
手書きのメモが添えられていて、それは「安田いぶき」と読めるので検索すると、子役の「安田伊吹」くんが出る。スポーツクラブも関係しているのかヒットした。
が、映画と結びつかず、もう一度メモをよく見れば「安田」ではなく「空母」ではないか。
出演も西島秀俊、佐々木蔵之介などの顔ぶれ。
近未来の自衛隊を描くのか、空母いぶきは自衛隊の持つ航空母艦のようだ。
架空の国に攻撃を仕掛けられ、最後には国連の活躍により大事には至らないのだが、そこまでは100パーセント真面目な演技で戦っていた。預かり知らぬところで今もこんなことがあるのかもしれない。私は彼らの言う愚かな「国民」なのだから仕方がないが。
軍人が本当に無知な国民を守るために戦っているとは思えないが、「国民」のためが彼らの常套句、いつの時代もそれは変わらない。
『日日是好日』
4年ほど前になるのか、初めて読書会にお邪魔した時のテーマ本が森下典子さんの『日日是好日』だった。DVDももちろん借りて観た。本は二三回は読んでいるから内容もしっかり焼き付いているはずだった。
が、見始めると面白くて止められない。
著者が茶道を習う時の半自伝小説かとも思うが、戦争物ばかり見続けた後だからか爽やかだった。
亡き樹木希林が出演していることもあるかもしれない。彼女はお茶の先生よりも熊谷守一の妻の方がずっと敵役だと思うが、今は全てが懐かしい。
この本を読みながら水の音に耳を傾けたことを思い出した。朝の散歩道の用水路程度しか水音を認識出来なかったのが情けない思い出だ。
読書会にはお茶の先生もいて、彼女を気遣っての選書だったのか。
今では縁のない会になってしまったのだが、いい思い出ではある。
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