ちょっと懐かしい感じの車でーす。この業界に入ったばかりの修行中の頃
この3兄弟は良く修理しましたねー。
追突されたので相手側の対物保険での修理になります。
パッと見はたいした事無い様にみえますが、中は結構逝くんですよねー。
ホースメントがパックリ折れて、サイドメンバー、フロアーパネルも
折れていました・・・。
先に車を簡易的に固定して粗引出しながらトランクの閉まりや
フェンダーとの隙を大体合わせてからバックパネルを外します。
引出してもサイドメンバーの折れが修正出来ない所は
切開して板金、溶接して下地処理、メンバー中には防錆剤を塗布します。
バックパネルの溶接部位の色を剥したら、ジンク系の防錆塗料を吹き付けてから
仮にバイスプライヤーで固定して取付て行きます。
部品を取付け、トランクの閉まりや部品との隙を合わせたら
一気に溶接をしていきます。
この段階で下回りと、インナーにシーリングを塗布して
インナー、下回りの塗装は先に済ましておきます。
新品バンパーのスポイラー穴あけとマフラー部のカット作業。
スポイラーは既に生産停止なので割れていますが修理をします。
スポイラーの両面テープが石みたいに硬くなっているので
特殊な溶液を使用しても両面テープが柔らかくならず
テープを綺麗に剥すだけで3時間弱掛掛かってしまった。
今回は古い車なので新車みたいな現状回復の塗装はしないで
インナーやフロアーも耐久性重視でしっかり色とクリアーを塗装しました。
社員が長期休んでいるのも有り、通常より少し時間が掛かってしまいましたが
綺麗に修理が出来ました。