或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

現地出産と帰国出産

2008年05月05日 | ハンガリー(妊娠・出産)
産後は、母の帰国後に備えなければと強く感じました。
昼間、自分ひとりで赤ちゃんの世話をし、自身の食事や
家事をこなして行けるかと言う大きな不安の裏返しでした。

そして、ブダペスト滞在中の母に肩身の狭い思いをさせても
夫婦揃って大真面目に「どうやって赤ちゃんのお世話をし、
自分達の暮らしを維持していくか」に意識を集中しました。

母という頼りになる存在、支えを時限式に現地暮らしから
失う恐怖感のおかげで瞬発力さえ伴えました。

また、その一点で夫とも共同体意識が強まり、一般に遅いと
言われる男性側の「親になった実感」は出産に立会った
瞬間から始まり、そして強固にされていったように見えました。

こうした経緯から、条件が整っていて自分にそのキモチがあれば
「ブダペスト出産は旦那様にとってもいいよね~」と素朴な感想を
持っていました。

しかし!

滞在中に得られた数少ない知人の一人、同い年で気の合った友人は
私に続いて偶然妊娠されたのですが帰国出産を選びました。

出産3ヶ月前に日本に戻り、産後3ヶ月でハンガリーに戻ってきた
友人。ずっと会えなくて寂しかったのもあるのですが、純然たる
キモチで「酷な質問だけど、ご主人と離れて暮らすの嫌じゃなかった?」
と聞いてしまいました。

「そりゃ、寂しくなかったわけじゃないよ。でも、産後のあの育児に
追いまわされる時期、夫を振り回さないで済んだよ。ブダペストで
仕事に忙しく疲れている夫をドタバタに巻き込まなくて済んで
本当によかったと思う」と話してくれました。

目からウロコ!

正直に帰国出産する妻のキモチをぶつけてくれた友人に感謝すると
ともに、現地出産を選んでも帰国出産を選んでも働く夫の健康を
第一に願い、大切に思う気持ちは同じなんだと心を打たれた一瞬でも
ありました。

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2 コメント

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Unknown (piglet)
2008-05-08 22:20:47
そうですね~。
現地出産、帰国出産、どちらも良いところ、我慢しなければならないところがありますよね。
私としては、現地出産されたbudapestlifeさんに続きたかったんですが夫の強い要望もあり(高齢出産なので心配だったようです)、帰国出産を選びました。
いずれにせよ、自分が納得するということが大切な気がします。
これからは、ハンガリーでの子育て、頑張ります


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そうですね (budapestlife)
2008-05-13 19:46:28
ブログ内でも繰り返し申し上げていますが、本人が完全に納得ずくでの決断であることが重要ですね。

そうでないと何か問題が生じるたびに、やっぱり~だからいけなかったんだ・・・と後悔しきりとなってしまいますからね。

とはいえ、色々決断したところで最後のところ、出産だけは運も大きな要素。やるだけやったら腹をくくって、というのもありますよね。

とにかくお互い、良い出産をして無事に赤ちゃんを迎えられて本当に良かった!!
この命を、大切に大切に育てていきましょ
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