国産クラフト①「ヤッホー」 / Japanese craft beer Ⅰ "Yoho"

2017-10-30 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
トップバッターは、もちろん、
シェアナンバー1の
「ヤッホーブルーイング」。

先ほど、
最寄りのスーパー「マルエツ」で
"新旧"よなよなエールを
見かけたので、

グッドタイミング!

比較テイスティング用に購入。
その結果は・・・

まず、注目するのは、
「よなよなエール」の値段。

常備している
コンビニのローソンで
268円(税込)。

アサヒのスーパードライや
キリンの一番絞り、
サッポロのヱビス、
サントリーのプレモルよりも
高級品です。

なぜ?
クラフトビールだから。

上記の大手4社とは、
つくる量が圧倒的に異なるので

つくる量の少ない
「よなよなエール」は
どうしても高くなります。

※じつは、上記大手4社の
「ピルスナー」と呼ばれる
金色の苦いビールの方が

よなよなエールよりも
つくるのに時間がかかります!

大雑把に、よなよなが3週間、
大手のピルスナーが1カ月以上
といったところです。

・・・・・・・・

さて、肝心の「味わい」について。

皆さんも、古いラベル(写真㊧)と
新しいラベル(写真㊨)を
ぜひ2つ用意してみて下さい。

古いラベルの方は、
華やかさが足りず、
ずんぐりむっくりした印象です。

かたや、新しいラベルは、
柑橘(かんきつ)系の香りが
すがすがしく、

味のバランスも
しっかりしているので
飲むスピードが早くなります。

2つの違いは「ホップ」。

今回、「よなよなエール」は
20年ぶりにレシピをチェンジ!

彼らは
「アメリカン・ペールエール」
という、

このビールのスタイル(種類)の
本家本元である、
アメリカで「今」飲まれている

スタンダード/ポピュラーな
味わいに近づけよう!
と考えました。

そうです、
「アメリカン・ペールエール」や
「アメリカン・インディア・
 ペールエール」など、

アメリカ発祥のビールは、
苦味と柑橘系の香りを
かなり前面に押し出すホップを
とても大事にします。

※正直に言って、
ビールの原料として
もっとも多く使われている麦芽
(=麦)のニュアンスが
ほとんど感じられません!

→この点、
 ドイツビールは正反対で、
 「苦い+柑橘系」のわかりやすい
 アメリカ的な味わいではなく、

 麦芽(=麦)の風味を残した
 ビールらしいビールをつくるのが
 得意です。

でも、クラフトビールを
好きになったキッカケとして
「IPA」を挙げる人は多く、

※2番目が小麦のビール
「ヴァイツェン」や
「ベルジャンホワイト」かな?
 
もし、苦みと柑橘系の香りが
OK!であれば、
IPA(アイピーエー)を
お試しください。

好きな人は、
すぐにハマってしまう、
麻薬のように危険なビアスタイル。

※僕が6月に上海の
「ジャッキーズ・ビア・ネスト」
という、

上海のビアギークが集まる
これでもか!という
ビールファンのためのお店の
片隅で飲んでいると、

「お兄ちゃん、これ飲んでみて」
(=俺のお気に入り)と
お金持ちそうな常連さんたちが

こぞって薦めてくれたのが
IPA(アイピーエー)でした。

※アメリカから輸入された
 けっこーいい値段するやつです。

このときの銘柄は、
EPIC(エピック)という
ブルワリーの銘柄が多かったです。

・・・・・・・・

ダラダラと長くなるので、
この辺りでまとめましょう。

今回、ご紹介した
ヤッホーブルーイングの
「よなよなエール」は、

おそらく日本で最も人気のある
クラフトビールです。

※自分たちで造りきれず、
キリンビールに約半分の生産を
お願いしているくらい。

だけど「人気がある」と
「美味しい」は微妙に違います。

そして、このビールの値段が
コンビニで268円(税込)
その事実も重要です。

268円のビールとして
どう評価するか?

皆さんの中で、もし、
こーゆー柑橘系の味わい深い
ビールがタイプという方が
いらっしゃったら、

成城石井が扱っている
アメリカ・アンカー社の
「リバティエール」という
缶ビールを試してみて下さい。

375円くらいしますが、
味わいの完成度は
さすがアメリカンペールの本場!

抜群に旨いです。

※ただけん、見かけたら
 必ずストックする逸品。

なお、柑橘系の味よりも
苦味に興味がある、という方は
同じヤッホーブルーイングの

「インドの青鬼」(IPA)を
試してみてください。

舌がしびれる/
うわーっと叫ぶくらい、
なまら苦いので、
びっくり仰天です。

※焼肉のあとなど、
 脂っこい夕食のあとに
 最っ高のビールです!

とんかつやステーキのあと、
とにかく「肉料理のあと」。

あるいは、BBQなど、
肉を食べながら飲むのも、
なかなかオツです。

・・・・・・・・

そんなこんなで
ヤッホーブルーイングの
「よなよなエール」

あるいは、
「インドの青鬼」(IPA)
いかがでしょうか?

クラフトビール入門に
うってつけの銘柄です。

この2つのビールを基準に
もっと、
こんな/あんなビールが飲みたい、

とリクエストいただければ、

僕たちクラフトビールの専門家は、
よろこんで、皆さんにぴったりの
ビールを提供いたします。

楽しいですね、クラフトビール。

以上、ただけんでした!
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