墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

今年の最後に。

2013年12月16日 | つぶやき
今年を振り返ってみた。

この7年、たけしょうを始めてからずっと仕事第一で頑張ってきたと思う。

でも、今年はもしかしたら仕事以上に頑張ってしまったことがある。



ボランティア活動だ。



それでいいのか?と思うと、あんまり良くなかったかもしれない。

でも、流れに身を任せて自分の気持ちに従った結果だし、ありがたいことに会社もうまくいってるのだから、それはそれで必要な一年だったのだと思う。

スジャータプロジェクトのパンフレット作りから始まり、3月の気仙沼地福寺での3回忌法要、鮎川でのカラオケ大会、建長寺を始め各寺院やイベントでの物産展。そして1000日法要。願いだるま製作も初めてやってみたりして…

でも、何と言っても福島へ行き、現状を知り、アタシの心に火がついたことが、今年の一番大きな出来事になった。





先日、ある一枚のお手紙をいただいた。

以前、お墓の移転のお手伝いをさせていただき、あきねえ便りを送っていた方からだった。

私達にとって、とても励みになるお手紙だったので、紹介させていただこうと思う。



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拝啓

今年もあとひと月足らずとなりました。お忙しい毎日をお送りのことと思います。

いつも「墓石クリーニングの女」をお送り下さり有り難うございます。

今回お送りいただいた11月号の裏面を読んで、東日本大震災、特に原発事故の被害を受けた現場を見に行けない私にとっては、とても参考になりました。

実は、私の知人で、福島県南相馬市小高区川房地区に住んでいた人が、放射能汚染のために避難をし、北海道に移住しています。
その方が、バラバラになった故郷の住民がまとまるよう「元気で川房で再会しよう!」と『川房通信』を発行しています。

私は、被災者の支援をしたいと思いながら、体調問題などでなかなかできませんので、この『川房通信』を送ってもらい。避難されている方の生の声を聞き、その感想を送ったりして、激励していました。

ここには原発事故被害の〈風化〉を心配する声が掲載されていました。「墓石クリーニングの女」でのレポートは、まさに原発事故の〈風化〉を防ぐのに役立つものだと思いました。

これからも良いお仕事と、社会貢献を続けられることを願っています。

良いお正月をお迎え下さい。

                           敬具


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アタシが書いた「南相馬レポート」を読んで、そのお友達に送ってくださったそうだ。

つらい現状だったかもしれないけど、なんとかしたいと思っている人間がここにも存在していること伝わったのなら、書いた意味があったのかもしれない。

今年の最後に、「福島の方だけに重い荷物を背負わせていいのだろうか」と思う気持ちが、こんな温かいお手紙となってかえってきた気がして、嬉しく思った。





たけしょうは、「多くの人を笑顔に出来る仕事をしたい。」「喜びのある仕事をしたい。」そう思って仕事をしてきた。

そして、軌道に乗って時間が取れるようになったら、少しでも社会貢献したいと思ってきた。

まだ、余裕なんてないけど、少しづつ、やりたいことをできるようになっているのだと、感じる。

それも、フォローしてくれ、信頼できるチームたけしょうの仲間がいるからだと、感謝したい。





たけしょう独自の活動としては、福島の下見に行くことから始め、東京で現状を多くの人に伝え、ライブやCD等でご理解ご協力を募り、そして南相馬へ行き、沢山の人を笑顔にしたことが大きな出来事だった。

そんなことしかできない。

アタシは、あそこの倒木一つ片付けることもできない。

放射能をなかったことにもできない。

故郷を取り戻すお手伝いもできない。

でもこれからも、ほんのちょっと、楽しい時間を共有し、ほんのちょっと、重たい荷物を受け取ってあげたいと思う。





来年も、自分の心に従い、行動あるのみ!

みんな、ありがとう!

これからも、アタシ達を助けてね。



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