以前記事にした、体に障がいを持つ動物の、セラピー活動への参加の問題。
先日、私用で団体の役職さんと電話でお話する機会があって。
それについてのお話もすることができた。
障がいを持つ子の参加の有無が問題になったきっかけは・・
この団体に所属してセラピー活動をするチームは全国にたくさん。
その中の、獣医さんがチームリーダのある団体さんに、障がいのある犬が参加している。
そこに、これからセラピー活動を始めようとする方が見学に来た。
そして、その見学者の方から団体事務局に手紙が来た。
「障がいを持つ犬を参加させていいんですか? 無理させてるんじゃないですか?」のような。
お叱りのような抗議のような内容だったらしい。
事務局は現状把握してなかったらしい。
たまたま、そのチームリーダーは役職さんのよく知る獣医さんだったので。
すぐに事情を聞くため電話をしたそうだ。
「確かに障がいのある子が参加している。参加を認めている。
この子を見て、自分も頑張ろうと、気持ちを前向きに持ったお年寄りがたくさんいる。
いたわるやさしい気持ちも思いだしてくれている。
健康体の犬となんら変わりなく、セラピーという役割を果たしてくれている。
決して無理はさせていないし、「かわいそう」ではない。
確信をもって活動している」と獣医さんは答えたそうだ。
ああ、私の考えとまったく同じだ。とてもうれしく思った。
役職さんに、団体所属会員の意見として、私の思いや。
ゆうらさんとのグループホームでの経験をお話した。
役職さんは、獣医さんの話を聞いて、心を動かされていたようだ。
そして、似たような私の経験も聞いて。
更に障がいがあっても、決して、まったくだめということではないんだな、と。
確実に心のうちが変化したようだった。
最後の確認として。
ゆうらさんはリウマチ持ち。どちらかと言われたら、障がいを持つグルーブだ。
「ゆうらちゃん、活動に参加したあと、疲れて具合が悪くなったりしませんか?」
と聞かれました。
「なったことありませんよ。帰ったあとはよくケアしますし。
調子が悪そうなら決して無理せず、休みますから」
そのチームの獣医さんだって、その点はちゃんと注意しているはず。
近いうちに役員会でこの問題を話合うそうだ。
そのときに、獣医さんのお答えはもちろん。
私の経験も話ていいか? というので。
ぜひ、お話してくださいとお返事した。
セラピーはする側が主体ではない。
セラピーを受ける側の、求めているものに答えるのが大切なんだと思う。
それにはいろいろなかたちがあっていいと思う。
いろいろな子がいて、答えられるのではないか、と思うのだ。
役員のみなさんが、もういちど考えてくださること、期待します。
障がいのある子たちにも、理解をくださること、期待します。