ロードランナーで有名なブローダーバンド社の、いわゆる「バンゲリング帝国」シリーズのうちの一作(※1)。
ファミコンではジャレコが移植を担当してて、そっちの方が有名だろうが、どういうわけかセガがSG-1000/SC-3000用としてロードランナーに続き発売してるが、やっぱ知名度は低いだろう。
移植担当は例によってコンパイル。結果、移植のデキがいいのか悪いのか、よく分からん(苦笑)。多分ジャレコによるファミコン移植版の方が出来がいいんじゃなかろうか。
内容は、バンゲリング帝国との戦争で囚われた味方の捕虜を救出する、ってゲーム。まぁ、基本的には横スクロールシューティングであり、ロードランナーとは全然違うゲーム性になっている。
なお、ファミコンだといわゆる「バンゲリング帝国シリーズ」中3作品が移植されているが、セガだとこの「チョップリフター」で打ち止め、で結果2作品しか移植されてない。
※1: 通称、だ。ロードランナーもチョップリフターも背景設定は共通してはいるが、特に「シリーズ物」として企画されたわけでもなく、要はゲーム性も全く違うし、オリジナルのブローダーバンド社は特に関連性がある商品として宣伝するつもりも無かった、との事。
実際、「バンゲリング帝国」と言う背景だけは共有しつつ、「バンゲリングベイ」「ロードランナー」「チョップリフター」「スターブレイザー」の4作品とも、ゲームデザイナー/プログラマは全然違う。ちなみに「バンゲリングベイ」のプログラマが後に「シムシティ」をプログラムするウィル・ライトだ。
また、ファミコンに移植されなかったせいで知名度が低い「スターブレイザー」のデザイナ/プログラマは日本人プログラマで、ナムコの「ギャラクシアン」の丸パクリゲーム「エイリアン・タイフーン」を作ったトニー・スズキ。これだけ、は北米ブローダーバンド主導、と言うより、当時トニー・スズキが関連してたスタークラフト主導で制作されたゲームっぽい。
結果、ファミコンでもこの4作品中3作品しか移植されてないが、日本で全作品が移植されたプラットフォームはMSXしかないのではないか。
なお、この「バンゲリング帝国」シリーズMSX版の販売は全てSONYが行っている。