1982年産まれのデータイースト製のゲーム。元々はアーケードゲームだった。
「ハンバーガーを作り上げる」と言う奇抜な発想、「可愛らしいキャラクターと敵キャラ」が特徴で当時は大ヒットゲームだった記憶がある。
そして、諸外国でも大人気だったらしい。
ただし、今プレイしてみると相当お粗末なゲームだと思う。
敵の行動パターンのアルゴリズムがかなりしょーもないのだ。
基本的に、自キャラに「集まりすぎる」のだ。
敵の行動パターンは自キャラの座標を目標にして動き、梯子を見つけると登ったり降りたり、が基本。そして数の多さもあってすぐ自キャラは囲まれてしまう。
殆どクソゲーと言って良い敵キャラの行動パターンである。
また、ハンバーガーの「具」を敵に落とすと、敵をハンバーガーに巻き込んで倒す事になるが、それで敵が減るわけでもない。すぐ復活、である。
何のために敵を倒すのか、と言うと単に「得点が取れるから」しかない。カタルシスも何もあったもんじゃない。
元々「アーケードゲーム」だった事もあり、インカム狙いだったんだろうが、酷いゲームデザインと言えよう。
結局、このゲームでは単に自キャラが「逃げ回る」事しか出来ないのだ(敵を足止め出来る「コショウ攻撃」も回数制だし)。
これをプレイしてみると、この2年前にリリースされた「パックマン」が如何に優秀なデザインだったのかが良く分かる。パックマンの場合、4匹の敵キャラの行動はそれぞれ違い、結果プレイが単調にならないように良く調整されたアルゴリズムだったのだ。
反面、バーガータイムはただ単に単調なだけ、である。
このゲームの唯一良いトコロ、と言うのは結果、「パックマンの敵ルーティン」が如何に良く出来てたのか実感出来るトコロしかない。