命のカウントダウン2(健康余命849日)

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体の内側も外側もキレイキレイ すっきりしました。

2024-09-26 20:03:15 | がん
2024年9月26日、王寺駅前のまつおかクリニックで上下消化管内視鏡検査を夫婦そろって受けてきました。
朝6時に起こされて、「おなか減ったなぁ」と、朝食を要求したら・・・
今日はこれよ!と、「モビプレップ」という朝刊洗浄剤を目の前にドン!
2時間かかって漸く飲み干し、体の内表面綺麗になりました。

これを腸洗浄治療と称して「売り」にしている医療機関もある様です。
費用は様々で、¥4,000~¥20,000だそうです。

癖になる方もおられるようで・・・
腸内洗浄
1回¥ 19,690
3回セット¥ 53,900
3回セット(2クール目以降)¥ 50,160
5回セット¥ 78,760
5回セット(2クール目)¥ 70,950
などというところもありました。
こんなことするなら、2、3年に1回大腸ファイバー検査を受ければいいのにね!1日に何回も風呂に入る人がいるのと似たようなものなのでしょうかねぇ。私は数日に一回シャワーを浴びるだけですが。(風呂は、温泉などに行ったときにしか・・・年に10回も入らないです。)

以前にも言ったことがありますが、消化管の表面は、解剖学的には体表と同じ上皮という組織でおおわれています。

私は、消化管の掃除が終わった後、シャワーを浴びました。これで、表裏ともに綺麗になったというわけです。それから王寺駅前のまつおかクリニックに出かけました。駅前のビルの3階にあります。
検査始まったら、気がついたら終わっていた感じです。
昼過ぎには二人とも検査終了。

私は便秘の悪化、腹部膨満感以外にも食道癌のリスクが高いので心配していました。
配偶者は、慢性炎症性腸疾患で10年以上服薬加療中ですし、時折上腹部痛も出現したりしていたようです。

検査結果:私、上部消化管では慢性胃炎と食道の荒れを認めました。食道の荒れは、前癌状態とまでは言えないまでも、リスクが高い状態だそうです。
兄と姉が食道癌です(2人とも癌サバイバー)私の様にアルコール分解酵素が少ないのに酒呑みになっている人は、食道癌のリスクがとても高いのです。
アルコール摂取をやめればいいのですが、その気は全くありません。ま、何時かは食道癌に罹患するとは思っています。でも、酒を断つ気は毛頭ないです。
食道癌に罹患しなくても、いずれ100%死ぬのですから!!

私も、自院で健康診断を受けられた後の患者さんに、結果説明をするのでが、「大丈夫ですか、大丈夫ですか!?」と、しつこく聞いてこられる方が結構おられます。私、「検査結果には異状見られませんね。」と答えたりするのですが、求めておられる答えが違うのでしょうね。「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」それが80代や時には90代の方だったりします。いくつになっても死ぬのは怖い様です。

それで、私、「検査結果は全て正常範囲内または大きな異常は見られません。ですが、正常であるという事は、平均的な年齢で死に至るという事でもあるのかもしれませんよ。」なんて言っちゃいます。 多くの方は、聞こえないふりをしてくれますね。それとも、理解できないで黙ってしまわれるのかなぁ?

私達は、二人とも大きな問題はありませんでした。というより、もともと腸に慢性疾患を抱えている配偶者は、これまでになく大腸表面が整っていて、美しい状態だ。これならば、これまで年余にわたって服用してきた薬をやめても良いでしょうと言われて、破顔一笑。「これで晴れて山に行ける。」と言っておりました。(晴れても曇っても、たとえ雨でも・・・行っておられますけどね!)

まつおかクリニックでの意識下鎮静での上下消化管内視鏡検査、下準備は大変でしたが、検査自体は非常に楽でした。日本人は、食道癌、胃癌、大腸癌などの消化管のがん多いです。すべてのがんの半分以上が消化器癌だそうです。

胃カメラ、大腸ファイバー、大変だという印象があるかもしれません。普段元気な方であれば、意識過鎮静での上下消化管内視鏡検査 可能だと思います。かかりつけ医にご相談の上、ご自身の内なる「体表」の状態を確かめられてはいかがでしょうか。


トイレの神様/植村花菜


京大病院 お見舞い

2023-11-19 01:33:28 | がん
もう、昨日になっちゃいましたね。11月18日土曜日、仕事を終えたら午後1時を過ぎていたけれど、京都に向かいました。
奈良と京都、隣合わせなのですが・・・結構遠いのですよ。
もともと夫婦ともに京都人なのですが・・・4,5年に一回くらいしか行かなくなってます。混んでいるし、なんとなく億劫なのです。両親の墓も大徳寺にあるのですが、相当に近づき難いです。
京都駅、巨大化しましたねぇ!!驚きました!!


私が小学校、中学校、高校時代に住んでいたのは、京都市の北、洛北と呼ばれる地域なのですが、京都市内に京都の南から入ってから、渋滞がそこここであるので、北部にたどり着くまで、相当に時間がかかるのですよ。だから、今回も車では行かないで、近鉄、京都地下鉄を利用しました。

最初に行ったのは、京大病院です。何処の大きな病院も迷路ですが、京大病院も私には巨大な迷路でした。地下鉄丸太町駅からタクシーで行ったのですが、降ろしてくれたのは、新しい病棟の直下でした。でも、入り口は近くにはどこにもなくて、数百メートル歩いたところに漸く入り口がありました。でも、どういうわけかその入り口も閉鎖されていて、どうしようもなくて、私、出口から出てくる人の横をすり抜けて入りました。そして入ったらまもなく、マスク着用していない人は入場不可とありまして・・・・私、マスクしていなかったのでどうしたらいいのだろうと思いました、コーヒー屋さんがあって、そこに紙ナプキンがあったので、それをいただいて・・・それで代用していいだろうと思ったのですが・・・・やっぱり駄目だよねぇと思って、店員さんに聞いたら、マスクの自動販売機がすぐ近くにありました。

何とか姉の病室にたどり着き、お見舞いしました、姉は2回目の食道癌での手術後入院です。兄も食道癌で手術しているので、我が家系は食道癌家系なのですよ、もともと、酒に弱いのに酒を飲んで好きになってしまって結構飲んでしまうという人が食道癌になり易いのです。たばこ、糖尿病などが後押しします。酒もアルコール度数の高いものをストレートで飲むとよりやばいです。兄は昔たばこ吸っていましたし、酒も大いに飲むので、仕方ないかもしれないなぁとも思うのですが・・・
兄弟の中で最も大酒飲みなのは私であります。どうして私がまだ無事なのか、不思議ですよねぇ。喫煙歴もありますし、高血圧、糖尿病も持っています。もちろん治療していますけどね。
姉は、タバコも吸ったことないですし、酒も機会飲酒程度なのです。何故、二回も食道がんになってしまうのか・・・本当に分からないです。
一回目で放射線治療を受けた部分にできてしまったので、組織の癒着がひどくて、相当難しい手術だったそうです。何とか元気になってほしいものです。

病棟からの風景です









食道癌について

2023-10-14 22:24:17 | がん

岡田真澄、藤田まこと、西村晃、赤塚不二夫、立川談志、やしきたかじん、石田長生、桑田佳裕、つんく、小沢征爾、なかにし礼、秋野暢子これらの有名人に共通項があります。それは何でしょう。そして私の兄と姉も同じグループに属しています。

共通の要素は「食道癌」です。飲酒習慣も共通しているようです。そして多くの方が喫煙もされている(いた)様です。

食道癌は、自覚症状に乏しいので早期発見が難しく、また、転移しやすい厄介な癌の一つです。

食道癌は、元来酒が弱かったのに飲みなれて、ある程度強くなった酒好きに多く発生することが知られています。そして、喫煙者であれば発がん確率は数倍に跳ね上がります。先に名前を上げさせていただいた方々は、そんな方が多い様です。ギタリストの石川長生さんもそうでした。我が配偶者の従妹と結婚されたすぐ後に発病されました。発見されたときには既に手遅れでした。何度かお見舞いに行きました。気管が圧迫されて、非常につらい状態だったのに、常に明るく、冷静でおられて、すごい人だなぁと感心させられたことを覚えています。

私の父はアルコールを全く受け付けない人でした。私が隣で呑んでいると、その匂いだけで真っ赤になっていました。その息子ですから、私も当然アルコールに弱いです。でも、好きですから飲んで呑んで呑まれて飲んで、そのうちに吞めるようになってしまいました。こんな人が一番ナブナいのであります。たばこは26歳の時に止めています。これが幸いして、今のところ、仇生き延びているのでしょうねぇ

 

今日言いたかったこと

元来、お酒が弱かったのに、飲みなれて吞めるようになった人は食道癌になりやすいですよ。特に喫煙者は危ないです!!!胃カメラ検査を年一回受けましょうね。バリウム検査は✖です。バリウムを使う胃透視検査では見落とすことがあります。現に兄は見落とされました。胃カメラはしんどい印象があるしれませんが、今では鼻から入れてくれる検査も可能ですし、眠っている間に検査をしてくれる所も増えています。

危険因子のある方は、是非受けてください。早期に発見したら、サバイバーになれます。我が兄も姉も食道癌サバイバーです!!