命のカウントダウン2(健康余命672日)

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本年最後の大台ケ原

2024-11-30 22:29:09 | キャンピングカー
仕事を何とか昼過ぎに終え、14時に田原本を出ました。
目指すは今年最後となる大台ケ原です。
途中、吉野の焼肉屋さん「馬酔木」で遅い昼食をいただきました。
大台ケ原には今夜車中泊、明日12月1日 大台ケ原高原周遊を愉しむ予定です。
大台ケ原ドライブウェイは、2024年12月2日(月)15時から2025年4月18日(金)15時まで、冬期通行止めとなりますので、シーズン最後です。

ドライブウェイの上の方の陰になっている部分には雪が残っていました。アイスバーン状態の所もあって、四駆スタッドレスでも結構滑りました。
今夜は月もなく、絶好の星夜観察日和です。
17時半頃に駐車場に到着したころは、数台しか止まっていなかったのですが、22時現在、10台を超え、寒空の下星を眺めておられる方多い様です。中には、35㎝?クラスのドブソニアン持ち込んでおられる方もおられた様です。夜が明けてから気が付きました。夜に気付いていれば、覗かせてもらったのですが!!ザーンネン!!!

iPhone手持ちで撮った写真です。結構写りますよねぇ。感心します。
半世紀以上前ですが、コダックのTriXフィルムの現像時間延ばしてASA(当時はISOではなかった)3200、6400時に12800なんてやってました。懐かしいです。

オリオンにプレアデス、ヒアデス、シリウス、木星などが綺麗です。

My Way

新型コロナの最新状況 そろそろ立ち上がり始めるのかなぁ(という事は、今が底?)

2024-11-30 00:37:24 | 新型コロナ
厚生労働省のプレスリリースでは、先の発表(第47週)では少し上昇していたのですが、今回(第48週)は軽度減少していました。

都道府県別に見てみましょう 下の図表は、NHKのなーんにも考えていない厚労省発表の数値を日本地図に置いただけのものです。こんなもの、一度マクロを作ってしまえば、厚労省発表さえあれば、瞬時に製作可能というか、自動的に出来てしまうと思うのですが・・・NHK様は・・・数時間は掛けて、ゆるりと御作りになるのですよねぇ。想像するに、時間が掛かるという事は、それだけ予算もかけているのでございましょうねぇ。お金持ちのNHK様ですから。無駄金使うのも仕事なのでございましょう。
下の図表は、札幌医大が発表してくれている、人口当たりの陽性者数の推定値です。
岩手、秋田、北海道、青森、宮城、山梨 とくれば、すぐに東北、北海道 日本の北側の感染率が高い事が分かりますよね。沖縄県の10倍以上の感染率!!NHKの図表では何も伝わって来ませんが、札幌医大発表の図表では北が感染率高くて南は低い事が、とてもよくわかります。それは、気温が低いからではないか?暖房で部屋の空気の入れ替えが減っているのでは?とか、いろいろと考えることも出来ますよね。そこから、換気が重要だろうから換気をする様にしようなどの対策も思い浮かぶわけです。でも、NHKの図表からは何も得られない。何も考えてないから。

我が奈良県は、なぜか激減して全国平均以下の18位になりました。多分、抗体保有率が上昇し、感染しにくい状態の県民が増えたと想像されます。今後は、沖縄県の後を追って、感染率低位を定位置にして欲しいと強く願うのでありますよ。どうなりますことやら。

モデルナのリアルタイム情報を見てみましょう。
全国の感染者数は、底からじわり上昇してきているように見えます。第49週の発表(12月6日)は軽度上昇しそうに思えます。

厚労省のプレスリリース情報、鮮度が悪いのでモデルナのリアルタイム情報に比べるとあまり役に立たないのですが、新規入院者数の情報は他では得難い貴重な情報です。
それによると入院者数は底辺を脱している様に見えます。新規陽性者が少ないのに入院者数はそれほど少なくはない。 それは、軽症患者さんの受診率が低いためだと思います。新型コロナ感染症は、高齢者や重症化因子を持った方にとってはまだまだ怖い疾患です。死亡率はインフルエンザの15倍程度と言われています。新型コロナ感染症。なめてはいけません。まだまだ分からない事も多い得体の知れない疾患という側面を持っています。

このように、図表などを見て、類推することが重要なのです。理由を考えて、自分の今後の行動に生かすことが出来たら、とても有益な情報だったという事になりますよね。全ての情報を自己の人生に反映させることは不可能だとは思います。ですが、得た情報を消化し、自己の人生に反映させようとする姿勢が重要だと私は思っています。

新型コロナ感染症、今後、12月に感染率の本格的上昇が始まり、1月下旬から2月にピークを迎える第12波が来ることが予想されています。その主体はXEC株だろうと予想されています。聞いたことのある方もない方もおられるでしょうが、新型コロナの変異種は次々に出てきます。この度のXEC株は、後遺症を残す率が高かったり、認知症に関連したりと、重症化率は高くは無いようですが、厄介な感染症であることには違いが無いようです。


65歳以上であればワクチンを接種したほうが良いと私は思っています。ウィルスには副作用もあります。これまで、コロナワクチンを接種したことがあって、大きな副作用が無かった方は、これまでと同じワクチンを接種、発熱等の副作用があってなおかつ感染したら重症化し易い因子をお持ちの方は副作用が少ないと類推される武田のワクチンを接種することをお勧めします。とはいえ、色々と話題になっているワクチンなんて打ちたくないと思っておられる方も多くおられるでしょう。そのような方、罹患しても重症化しない様に体力を保持することも重要ですが、罹患しない事が何よりの安全策だと思われます。

感染しないためには、ウィルスに遭遇しない事、ウィルスに遭遇し易い環境に身を置くことがあっても、可能な限り体に入って来るウィルス数を少なくすること。これが重要です。

そのためには先ずは危ない状況に身を置かない様努力する事。致し方なく混んだエレベーター、混雑した電車、バス、室内など三密状況に身を置かざるを得ないときには、有効なマスクを装着しましょう。可能であればN95相当、それが無理なら不織布マスクを顔に密着する様に使ってください。マスクは使い方次第です。マスクは無用だ。マスクをした方が感染率が高いなどと言われる方fがおられます。そんな方は是非コロナ病棟にノーマスクでヘルパーなどの業務についてくださいませ。世界中のコロナ病棟でマスクを着用していないところはありません。


マスク、完全ではないですよ。完全にウィルスを遮断したいと思ったら、宇宙服を着てください。そのような防護衣もあって、私、求めようとしたのですが、手に入りませんでした。USAのコロナ病棟の一部では使われていたのですけどね。

私自身は、N95マスクを正しく着用することで、3年間で2000人ほどの陽性患者を診ましたが、感染しませんでした。しかし、昨年、在宅で複数の陽性患者さんの患家で色々な処置をせざるを得なくなって、感染してしまいました。
危ないなと思ったので、ほぼ無症状のうちにPCR検査を施行したら陽性でした。直ちにパキロビッドパックを服用し、「軽い風邪」くらの症状で切り抜けることが出来ました。軽く済んだのは、早期発見早期治療したこともありますし、パキロビッドパックを使ったこともあるでしょうが、マスクのお陰で吸入したウィルス量が少なかったことも大きな要因だと思っています。

私の実感で、マスクはとても有効です。私には、新型コロナ感染者の患者さんにノーマスクで近づく蛮勇はありません。

皆さまは、そんな極端な場面には遭遇されないかもしれません。ですが、極端な状況にこそ真実は垣間見えるのです。数学で、Xが限りなくゼロに近づいたら とか、 Xが限りなく大きくなって無限大となったら という設定に「そんな極端な!」という人がおられますかねぇ?数学は、極端な設定から真実を導き出すともいえる学問です。

もう一度言います。マスク不要論者の方、ノーマスクでコロナ病棟でヘルパーとして働いてくださいませ。許されたらの話ですけれどね!

河島英五 酒と泪と男と女

インフルエンザ 本土では流行し始め 沖縄では流行の終わり

2024-11-29 20:31:32 | インフルエンザ
今日は金曜日なので、厚生労働省、国立感染症研究所(NIID)が新形コロナとインフルエンザの流行状況を発表しました。
インフルエンザについてはインフルエンザ流行レベルマップを
新形コロナについては厚生労働省HPのプレスリリースを参考にしてください。
どちらの情報も第 47 週(令和 6 年 11 月 18 日から令和 6 年 11 月 24 日まで)分 の情報で、100時間以上前の情報です。フレッシュな情報は、モデルナの
「新型コロナ・季節性インフルエンザ・RSウイルス リアルタイム流行・疫学情報」を参照にしてください。
先ずはインフルエンザから見ていきましょう。
2024年第47週の定点当たり報告数は2.36(患者報告数11,678)となり、前週の定点当たり報告数1.88よりも増加した。
 
一週遡って 第46週 あまり変わりませんね

その前の第45週~42週までは同じ地図です。
沖縄だけが赤い。
沖縄は、ここ5年間ほど見ても、夏の終わりと冬の2回インフルエンザが流行しています。
本土でこれから流行が始まる時期は、沖縄では流行が収まる時期にあたる様です。それで冬には年が明けてから流行が本格化するようですね。
2、3週間ほど前、宮古島を中心に流行していたようですが、今は既に収まっています。

今回発表された地図は真っ白

本土では流行の始まりの時期ですが、沖縄では流行の終焉の時期なのですね。
詳しくは、沖縄県のHPを参考にしてください
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第43週~2024年第47週)ではAH1pdm09が36件(80%)、AH3亜型が9件(20%)A型100% B型0% ですね。

若者たち~空よ~遠い世界に~今日の日はさようなら

子供さんのマイコプラズマ

2024-11-28 00:41:19 | 外来診療
このところ、小児の咳の強い患者さんが1日に何人も来院されます。我が奈良県中部田原本町の坂根医院は、小児科を標榜していないので、子供の患者さんはあまり来られないのですが、このところ状況が変化しています。

マイコプラズマ感染症が流行っていて、近所で呼吸器内科を標榜している開業医が少ないので、うちに来られることもあると思いますが、何よりも、近所の盛業小児科医さんが最近休診されているのです。その関係で小児患者さんが坂根医院に流入してきているのだと思われます。

マイコプラズマ感染症は、ネット検索していただければわかると思いますが、若い方に多く(14歳以下が7割)、普通に使う事の多い抗生物質では全く効かないちょっと変わった感染症なのです。ファーストチョイスの抗菌剤はマクロライド系と呼ばれるクラリス、クラリスロマイシン、ジスロマック、エリスロマイシンなどなのですが、それらの抗菌剤が効きにくいマクロライド耐性菌が5割以上に増えてしまっています。ミノマイシンというテトラサイクリン系の薬だとほぼ効くのですが、ミノマイシンは8歳以下には「歯の着色」という副作用があって使えません。中年女性にも、めまいを来しやすいという欠点があり、とても良い安い薬なのですが、使いにくいところもある薬です。

今日、来院されたマイコプラズマ感染症を疑った10歳、12歳の患者さんに対しては、トスフロキサシン(オゼックス) という抗菌剤を使いました。この薬、イチゴ味で美味しいのですが、値段が高いのが欠点です。そして、切り札的な存在ですので、あまり使いたくはないとは思っているのです・・・ですが、本日来院されたお二人は、前医でマクロライドを処方されているにもかかわらず症状が改善していないとの事でしたので、マクロライド耐性と判断して使用しました。

マイコプラズマ感染症、数十年ぶりの流行だそうで、診断キットが品不足で手に入りません。私、もともと、診断キットの感度が5割程度と悪いので、私は最近使っておりませんでした。症状や周囲の状況などで判断しているので、診断キットなくても困っておりません。

比較的若い方(30歳以下特に小中学生)で、熱が下がったのに乾いた咳が出続ける、特に夜になると、スイッチが入ったかのように咳が続く方、マイコプラズマ感染症かもしれません。医療機関受診をお勧めします。放置しても多くは治りますが、1か月程度ひどい咳に悩まされることが多いです。市販の咳止めも効きにくいので・・・・

大空と大地の中で/松山千春LIVE(Oozora to Daichi no Nakade [In the sky and on the earth] / Chiharu Matsuyama)

今日の発熱外来と抗生物質の話

2024-11-25 22:27:43 | 新型コロナ
土日の2日間遊んでいた見返り?
今日は一般外来も発熱外来も忙しかったです。
発熱外来には13人来院されました。新型コロナ2名、インフルエンザA型1名
このところ、新型コロナもインフルエンザも週に一人陽性患者が出るかどうかでしたので、1日で3人も陽性者が出たのは数か月ぶりになると思います。

新型コロナ2名は親子で、インフルエンザは20代の方でしたが、どの方も周囲に怪しい方はおられず、誰にもらったのか分からないとの事でした。そのほかの10名の発熱患者さんのうち2,3名はマイコプラズマ感染の疑いがありましたが、検査キットが手に入らないので検査出来ていません。マイコプラズマの可能性を考えて、それなりの薬を処方しました。それ以外の7,8名の方は通常の感冒と考えたので、総合感冒薬を処方したり、アセトアミノフェンだけを処方しました。
我が坂根医院では、発熱患者に何でもかんでも抗生物質を処方したりしません。「セフゾン」「フロモックス」「メイアクト」「バナン」「トミロン」(いずれも商品名)といった名前の経口抗菌薬を多用している医師は、AMRという言葉すら知らない馬鹿医師だと判断していただいてほぼ間違いありません。
抗生物質は、肥満の元にもなりますしね。これも多くの医師は知らないと思います。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/anursing/kutsuna/201512/545029.html
抗生物質と肥満

軽い風邪症状で容易に抗菌剤(特に第3世代セフェム)「セフゾン」「フロモックス」「メイアクト」「バナン」「トミロン」(いずれも商品名)を出す医者はハッキリ言ってバカです。信用おけません。日々勉強していないから、「マイシンください」「ハイハイ」と処方します。

幾ら私が説明しても「それでもマイシンが欲しい」という方がおられて、そういう方は、それを処方してくれる医師のもとに行かれます。それはそれでいいとは思うのですが・・・その親に連れていかれる子供はかわいそうだなぁと思います。そんな方のお子様方が、久しぶりに来院されると、大抵肥満されているので・・・

抗生物質、必要なシチュエーションでは本当にありがたい薬です。でも、不要な場面で振りまいて良い薬では全くありません。耐性菌を作り出し、肥満児をも作り出します。

新型コロナとインフルエンザについてですが、新型コロナは今のところ増えていない様です。
インフルエンザは、少しずつ増えてはいますが、今のところ宮古島を中心とした沖縄県中心の流行です。
今後、寒くなっていくと、どちらも感染者は増えていくと思われます。
医療崩壊を阻止するためにも、各個人で流行を阻止する様に努力してくださいませ!!お願いします。

ジムノペディ エリック・サティ