命のカウントダウン2(健康余命738日)

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老い

2024-09-29 22:15:47 | 健康寿命
目が悪くなって、本が読みにくくなりました。
5年前くらいまでは2日に1冊は読んでいたのに、最近では月に一冊くらいしか本を読まなくなりました。情報が本や新聞からだけではなく、ネットなどからも大量に入ってくるようになったことも影響しているとは思いますが、読みたいと思う本はあるのに、読む事が面倒になっていて、手に取った本を数ページ読み進んだだけですぐに置いてしまいます。
 本を読まなくなってから、頭が衰えて来ていると感じる様になってきています。本を読まなくなったことと関連していない ただの老化、緩徐なる認知症の進行悪化なのかもしれませんが、視力の衰えと頭の働き、関連している様にも感じます。

 そういえば、聴力の低下と認知症には明らかな関係が認められるそうです。
実際、高齢者の方を診察していて、難聴と認知症には強い関係があると感じます。往診に行って、外からTVの音が鳴り響いて来る家の住民は、ほぼほぼ認知症ですから。

 調べてみたら、視力と認知症の関係は、聴力ほどではないですが、やはり関連性はある様です。
65歳以上の高齢者を対象にした調査では、視力の良い人はそうでない人に比べて認知機能が高いというデータ、視力の悪い人は、認知症の発症リスクが良い人の2倍という研究結果などがありました。

視力にせよ聴力にせよ、外界からのシグナルの入力装置ですよね。それが劣化すると、たとえ判断装置が同じだったとしても、出力されるものの質も劣化する。判断装置である脳自体も年と共に劣化していますから、劣化の掛け算でさらなる劣化は避けられません。

年を重ねると、全身の劣化(老化)から免れることは出来ません。劣化を出来るだけ先送りに出来るよう、努力していくしかないですよねぇ。老眼鏡をかけて、読書に励むよう努力しなければ!!

今、頑張って読み進めている本が、これです。結構気が重くなる!



玉置浩二「夏の終りのハーモニー」

内臓脂肪を減らそう!

2024-07-22 22:05:14 | 健康寿命
昨日、高血圧は血管病を呼び込むので健康寿命を縮めてしまいます。ですから、健康寿命を延ばしたいなら、生活努力と服薬という手段を使って血圧を下げましょうと述べました。

そうしたら、hajimeさんから、途中で薬も使ったけれど、今では薬なしで生活改善だけで高血圧とも糖尿病とも縁の無い生活を送っています とのコメントをいただきました。 何とも凄いですね。

hajimeさん、生活改善で痩せられたのだそうです。(72㎏→64㎏)多分ですが内臓脂肪を減らされたのだと思います。皮下脂肪ではなくて内臓脂肪を減らすことがとてもとても重要なのです。
右側が皮下脂肪の多い人、左側が私の様な内臓脂肪の多い人(メタボな人)です。
内臓脂肪は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症そしてそれらが進行して起こる痛風、狭心症・心筋梗塞、非アルコール性脂肪性肝疾患(脂肪肝)、脳梗塞、月経異常・不妊、腎臓病、癌など多岐にわたる病気の原因となるのです。
日本人の死因のほとんどすべてにかかわりを持っていると思っていただいて間違いないと思います。

心疾患や脳血管疾患老衰、腎臓病への関連は、誰もが理解されるでしょう。それだけではなくて、認知症にも関連しているでしょうし、自殺や不慮の事故ですら無関係ではないと私は感じています。
hajimeさんの例を持ち出すまでもなく、内臓脂肪を減らすことは生活習慣病から遠ざかることに直結します。皆さん、健康寿命を延伸するために、内臓脂肪を減らすよう心がけましょう!!