命のカウントダウン2(健康余命796日)

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今度は死因について

2024-10-23 22:26:30 | 
誰もがみんな死んじゃうよシリーズ その3
今度は死んじゃう原因について考えましょう。

まず、我々の生存期間ですが・・・
厚生労働省の「簡易生命表(令和5年)」によると、2023年の日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳です。
また、世界保健機関(WHO)が発表した2023年版の世界保健統計によると、日本人の平均寿命は84.3歳で世界第1位です。男女別では、男性は81.5歳でスイスの81.8歳に次いで2位、女性は86.9歳で2位韓国の86.1歳を0.8歳上回って1位となっています。(微妙に数字が違うけれど、算出方法が違うのでしょうね、多分)

われわれ日本人は、世界1の長寿を誇っていはいますが、平均90年弱でその命を終えると言うわけです。とはいえ、70年ほど前の1955年時点では男性63.60歳、女性67.75歳と60歳台でしたから、寿命が時代と共に延びているのは確かです。
私が小学生の頃、60代と言えば、本当におじいさん、おばあさんで、おばあさんは皆、猫背でした。今、私70歳なのですが、その頃の70歳の爺さんなんて、本当に仙人みたいなイメージでした。でも、今私は仙人になっておらず、若いころと同じように仕事をし、今も仕事から帰ってパソコンを叩いている。
これがその頃夢見た「未来」なのですねぇ!!

閑話休題、死因の話に戻りましょう。
最近の日本人の3代死因は「がん」「心臓病」「老衰」です。
死因のトップはこの40年近く悪性新生物=がん です。その前の30年間は脳血管疾患、その前の30年は全結核でした。 時代と共に死因も変遷していきます。結核は抗生物質によって、一般の人からは遠い存在になりました。脳血管疾患は、栄養の改善、食生活の改善、医療の進歩で、その数をがくんと減らしました。悪性新生物=がん(正しくはイコールではないけれど)は、平均寿命が延びたことにより増加しました。高齢になるとともに増える病気だから寿命が延びるとがんは増えます。治療の進歩はありますが、それで寿命が延びると、それだけ新たながんに罹る可能性も高くなってしまう。昭和には珍しかったダブルキャンサーなんてザラにみかけますし3つ以上のがんに罹ったトリプルキャンサー以上の方も今ではそんなに珍しくありません。


現在の3大死因の「がん」「心疾患」「老衰」の中で、伸び率が最も高いのが「老衰」です。老衰はほぼ自然死と言い変えても良いので、自然な死に方が多くできる時代になって来たと言っても良いのでしょうね。

私、これまで「どんなふうな死に方が良いと思われますか」と、問われると、「がん」ですかねぇ と言っておりました。がん死は、多くの場合宣告されてから死まである程度の猶予があります。そして死の数週前までは自分の身の回りの事が出来ることが多いのです。脳梗塞で10年寝た切りはありますが、がんで10年寝た切りは有り得ないです。そして、痛みは、現在ではほぼ100%コントロール可能です。ですから、がん死が良いかなぁと思っていたのですが・・・最近では老衰もいいかなと思ってもいます。ま、いずれにせよ自分で選ぶことはできないのですけどね!!

最後に、死を回避することは最終的には不可能ですが、貴方個人に迫りつつある死因を遠ざけることは可能です。それに関しては、またの機会にお話ししましょう

Neil Young - Harvest (Official Audio)

誰も皆、やがて逝く

2024-10-21 22:32:41 | 
西田敏行さん(76歳)が逝かれて、ピーコさんも逝かれた(79歳)
嘆いたって、信じられないと言ったって、誰もが皆、例外なく召されていく。

訃報を聞くと条件反射の様に「信じられないです」という方がおられる。想像力欠如?

そうは言っても、「順番ですから、そろそろだと思っていました。」では非難轟轟でしょうね。「いつか来るとは思っていましたが、あの方の番が来てしまいましたか。残念ですねぇ。仕方のないことだとは思うのですが。」あたりが最もふさわしいのではないかと思う私です。

誰もが皆、必ず死に至るという事をすべての方に実感していただきたいと思っています。誰もがいずれ皆死ぬ。頭では分かっているつもりでも、実感としては分かっていない。自分の死を将来必ず来る現実なのだとしっかり受け止める事。それによって人の生き方(哲学)は少し変わると思います。

生物である人間は、自分という生命体がやがて滅亡することを実感できない様にプログラムされていると私は感じています。人は必ずいつか死ぬという事実を理解しているつもりでも、実感としてはそう感じていない。今日と同じ明日がずっと続くと思い込んでいる。だから、死は常に想定外なのです。それゆえ、誰が死んでも驚く。自分が癌だと聞くと、全員もれなく「がーん」と、ショックを受ける。目の前が真っ白になる人も多い様です。

DNAのプログラムでは実感できない様にされている自分の「死」を実感としてとらえる事、その実感は、そのひとの人生観を変容し、生き方を変える。

良く変わるのか悪く変わるのか?どうせ死ぬのだからと悪事に傾く方もおられるかもしれませんね。それでも、事実を正しく認識することはとても重要なことだと思うのです。ですから私は自分の「死」を認識、実感したいとの思いもあって、マイ棺桶を持っております。棺桶に入って沈思黙考するのはなかなか良いものですよ。座禅より深い心の落ち着きが得られるのではないかとも思われます。皆さんもマイ棺桶いかがですか?
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私が10年ほど前に購入したのは、多分これだと思います。
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西田敏行さんが亡くなりました。
 
とても有意義な人生を送られ、最後まで自宅で日常生活を過ごされていたのですね。 貴方の演技でとてもとても楽しませていただきました。素敵な人生、最上の人生でしたね。 西田敏行さん本当にありがとうございました。安らかにお眠りください


そんな言葉でおおくりしたいと私は思うのであります。

高齢の方が亡くなっても、毎回驚いてばかりいるのはどうなんだろうと思ってしまう私です。

本日放送のゴゴスマでナジャ・グランディーバさんがピーコさんに「ありがとうございました、そして安らかに」と何度も言っていたのが好印象でした。やっぱり、オカマはバカじゃないわ!!

西田敏行さん、ピーコさん、TVの画面を通してしか知らない立場の私なのですが、楽しい時間を沢山いただきました。そして、新たな価値観をいただいたことも数々ありました。私は、お二人のお人柄がとても愛らしいと思っておりました。ファンでした。愛情を目覚めさせていただいて、ありがとうございました。そして、本当にご苦労様でした。来世があるのかないのか、確かめるすべもないのですが、あれば来世でお会い出来ることを楽しみにしたいとも思います。さようなら、そしてまた逢う日があることを願って!!



涙そうそう

大空と大地の中で/松山千春LIVE(Oozora to Daichi no Nakade [In the sky and on the earth] / Chiharu Matsuyama)

2024-08-12 01:21:47 | 
大好きな松山千春さんが狭心症でコンサートを延期されたとの事です。
お好きに生きてこられた方なので、その程度で済んでよかったなあと安堵しております。

我が配偶者に言わせると、私も相当に好き勝手に生きてきて、良くこれまで刺されなかったなと言われることもありますが、レベチに危ないお方であります。

私、この人好きなのですよ。歌も、生き方も、喋りも、全て。嘘が無いからねぇ!!!

しかーし!! 好きな様に生きてきた松山千春ですら、肉体的限界はやはりあるのだよね。しょうがないよね、それは。200歳まで生きた人はこれまでいない。それまでに必ず死ぬのだから。

松山千春さん、あなたが大好きです。これから、そういう風に終末に向き合っていかれるのか、とても楽しみにしています。上手に年老いて、大空と大地の中で、上手にくたばってください!!私たちに手本を見せてください。おねがいします。

大空と大地の中で/松山千春LIVE(Oozora to Daichi no Nakade [In the sky and on the earth] / Chiharu Matsuyama)

私の余命、12年に決めました。

2024-07-07 00:47:32 | 
私、このたび自分勝手に余命12年、12年後に死ぬと決めちゃいました。科学的根拠はほぼ無いです。根拠がないとはいえ、50年後、120歳では生きてないことは人類の経験上確かですよね。30年後100歳で生きている可能性も、短命家系でもあるし、私自身節制も嫌いな人間なので、非常に少ないと思われます。20年後に生きている可能性は・・・あるかもしれませんが、ボケて使い物にならなくなっている可能性大です。日本人男性の健康寿命は72.68歳なのですよ。私に残された健康寿命、カウントダウンの3桁の日数しかないのです。

そのあたりも、なんだかんだ考えて、20年以内に死ぬ可能性が高いと考えて、エイヤっで、あと12年で死ぬことに決めたんです。自殺するわけではありません。そのあたりで病死するだろうという予想でしかありません。

私大酒飲みなので、それが原因で早死にする可能性が大です。それにしては12年後と言うのは、長いかもしれません。自分の事なので、冷徹になれずに希望的な予想に陥っているのかもしれないですね。
冷徹に予想すれば77歳くらいでがん死する可能性が高い様にも感じます。もっともっと早く死んじゃう可能性も否定できません。でもまぁ、結局どうなるのか分からないですから、そこは将来の楽しみに取っておきたいと思います。

いずれにせよ、将来死ぬのは間違いないです。それがいつになるかだけの小さな問題です。誤差の範疇でしょう。

私の死亡予定日はとりあえず2036年5月3日にしちゃいました。! ゴミみたいな人間だから、5月3日に決めたのです。 決めちゃうと、何だか楽しいような、悲しいような・・・これから、死ぬ日に向かっての行進が始まるわけですよね。何はともあれ、予想の軸が出来たのは良いことだと感じています。 。私、自分用の棺桶(personal coffin)も持っております。それが役に立つ日が来るのですよねぇ。葬儀屋さんに配偶者がなんと説明するのか、それも楽しみたいのに・・私死んじゃっているので楽しめないのですよねぇ。残念であります。死んじゃうと、色々と残念な事多いです!!

結局のところ、ボケないで可能な限り長く元気でいたいと思ってはおります。

でもねぇ、何時かは死ぬので、死亡予定日決めてよかったと感じています。
貴方の死亡予定日はいつですか???

喘息死は避けられるのになぁ

2024-06-13 01:27:05 | 
桂ざこばさんが亡くなった。死因は気管支喘息と発表された。
気管支喘息による死亡、私が医者になった1980年代には年間7千人程度の方が亡くなられていた。しかし、1990年代後半からは喘息死は減少の一途をたどり、最近では1,000人台に減少している。これは、吸入ステロイド剤という画期的な治療が普及したからです。

年間150万人以上が亡くなる現在においては、0.1%程度の死亡率となり、死亡率トップ10にも顔を見せない疾患です。しかし、愛すべき桂ざこばさんの命を奪ってしまいました。
喘息で亡くなる方は、高齢者が多いです。
そして、重症の方が亡くなる事は勿論多いのですが、中等症や軽症の方でも亡くなってしまう事があるのも喘息死の特徴です。喘息死のほとんどは呼吸不全による死亡です。息が出来なくなって死んでしまう。考えるだけでも苦しいですよね。軽症でも突然の発作で死に至る事がある怖い病気ではあります。
でも、喘息死は避けられることが多いのになぁというのが私の感想です。
発作を予防する事に力を注ぐべきなのです。
それが分かっていなかったのだろうと思われます。
誠に残念です。
ざこばさんは、ぜんそくが持病だったそうですが、もともと、ヘビースモーカーだったそうです。17年に脳梗塞を患ったのを機に禁煙されました。しかし、脳梗塞から復帰後も、ぜんそくに悩まされ、21年11月には再び休養、同年12月1日、自らが席亭を務める大阪・動楽亭の昼席で舞台復帰し、取材に応じ、ぜんそくに慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)を併発していると明かしました。「歩いてもしんどい。20メートル歩いたら、ぜえぜえ。休んで歩いて…そんなんや」という日々だったそうです。禁煙したら、それ以降の肺の破壊は年齢による老化だけになりますが、それまでに破壊されていた肺が修復されることはありません。煙草による害を防ぐためには、一刻も早い禁煙しか無いのです。

それ以降、出番の前後で酸素濃度もチェックするなどし、体調と相談しながらも精力的に仕事を継続。今年4月30日にも、一門のひろば、ちょうば、そうばの襲名発表記者会見にも出席し、元気な姿を見せていたそうなのですが・・・

COPD(慢性閉塞性肺疾患)というのはタバコ病です。たばこを吸わないと発症しません。ざこばさんの場合、多分ですが、タバコを吸っていなければ喘息も発症していなかった可能性が高い。COPD+気管支喘息、彼の場合、いずれもタバコ病、そして、以前発症された脳梗塞もタバコ病だったと思われます。

即ち、ざこばさんは全身タバコ病に侵されていたのです。ざこばさんはタバコ病によって亡くなったのです。死因はタバコ。

厚生労働省が発表する死因にはタバコなんて出てこないのですが・・・
1位の悪性新生物(癌)、2位の心疾患(心筋梗塞など)、3位の肺炎、4位の脳血管障害のいずれにもタバコは関連しています。何がもとになっているのかを考えた統計では、日本人の死因のトップはタバコなのです。
特に男性では抜きんでたトップです。


女性では2位
マールボロ・マンはタバコで肺癌に罹患したとしてフィリップモリスを相手に訴訟を起こし、勝訴して6億円の賠償金を得ましたが、肺癌でなくなりました。
気管支喘息による死は、治療によって何とか避けることが可能ですが、タバコ病による死を避けるには、さかのぼっての禁煙しかありません。というのは、タバコ病というのは、老衰(老人性の変化)を時間短縮して呼び込んでいるからです。老衰に対する治療なんてありませんからね。

桂ざこばさん76歳での老衰死です。老衰を呼び込んだのはタバコです。たばこで10年ほど老衰死を近づけてしまいました。人間、いずれは死ぬのですが、敢えて老衰を呼び込まなくても良いのにと思ってしまいます。喫煙者の貴方、ご自身だけではなく、ご家族のためにも、一刻も早い禁煙をお勧めします。