2024年1月中旬のインフルエンザと新型コロナの流行情報分析です。最も新しい情報であるモデルナ 感染症リアルタイム流行情報サイトをみると、
新型コロナ感染症は昨年11月中旬に最低値を記録した後、上昇トレンドに入り、1月になって多分医療機関が休診になった関係で一時的に減少に転じましたが、そのディップをものともせず、現在上昇を続けています。愛知県は第10波に入ったと宣言しましたが、何も言わない他の地域でも、勿論第10の波は押し寄せているのだと思います。
全国的に感染者は増加していますから。
地域別の人口当たりの感染者数を見ると・・・・
あらあら、奈良県はなんとまた全国第3位に躍り出てきてしまいました！！！
本日、2024年1月20日の奈良県田原本町 坂根院の発熱外来でも、午前中だけの診察で新型コロナ患者さんは3名でした。インフルエンザ患者さんは本日おられませんでした。
下記はモデルナの新型コロナ新規感染者数のグラフです。上昇トレンドが続いていることは間違いないですね！
続いてインフルエンザ情報です。
全国的には減少傾向が一時止まってしまった感じです。
NIID（国立感染症研究所）の報告によると、ほんの少し前週より増えたとの事ですが、誤差範囲でしょう。Ａ型が減少傾向にあり、Ｂ型が上昇傾向にあることは間違いない様です。
と、いうことで、全体をまとめると、新型コロナは第10波に入った様で、上昇傾向が続いている。医療機関などで集団感染が発生しており、各自が気を付けないと医療崩壊に繋がる
インフルエンザは、12月にピークアウトしたのだが、B型を中心に再増加しており、油断できない。コロナ前であれば1月下旬から2月上旬は流行がピークになっていた時期であり、再度ピークを迎えることも十分あり得ると私は考えています。
