今日の出来事

一生懸命に毎日を生きる子どもの姿。そして、そんな子ども達に寄り添う、先生たちの思いを綴ります。

避難訓練

2015年12月18日 | 今日の出来事
 毎月1回、火災や地震を想定した避難訓練を行っていますが、その他に年に数回不審者侵入を想定した避難訓練を行っています。

 今日がその日だったのですが、朝の会が始まる前に外から不審者役(を装った私)が窓をドンドンと叩いて中へ侵入してくるという設定でした。そのままの格好だと子供達にバレてしまうため黒いパーカーを羽織ってフードをかぶり口元もパーカーで覆って、さらに黒のサングラスを掛ける…という恰好で。

 先生達は子供達を安全な場所へ避難させつつ、手の空いている先生は不審者と応戦し身の危険を感じたらすぐに先生達も安全なところへと避難するという訓練でした。

 …黒い恰好をした人を見た子供達はびっくり。先生の誘導にしたがって避難しました。

 訓練が終わった後、まだその余韻が残っていた○○くんは「どうして先生(私)はその場所にいてくれなかったんだ!」と怒っているのです。「どうしたの?」と聞くと「窓に怖い人がいた。先生がいなかったーーー!」と怒りをぶつけるものの、先生が戻ってきた安心感もあったようです。

 そして窓を見ながら2つついている鍵が1つ掛かっていないことに気付いた○○くんは「鍵がかかっていない!」と教えてくれました。

 …が、△△くんは「○○せんせい(私)がいいーー」と号泣。「先生ね、怖い人に「アーンパーンチ!」ってやっつけて、もう逃げていったから大丈夫だよ。」と伝えると何度もうなづくのでした。でもまた思い出したように窓を見て泣いていましたが、「もうね、いなくなっちゃったから来ないよ」というとまた自分に言い聞かせるようにうなづく△△くんでした。

 そして担当の先生が来ると今度は「**せんせいがいいーーー」と抱っこを求める△△くんでした。

 子供達にはちょっと刺激的だったかもしれません。ゴメンね…。でもこういう訓練を日々おこなうことで、職員がどのような動きをする必要があるか?とか、反省点などをかきだすことでこんなことも想定しておいた方がいいかな…とか、子供達の安全を第一に考えてどう行動すればいいか?…などなど、次につなげていき、起きてはならないことですが、万が一起きた時にそれが役立っていくのだと思います。