こんばんは!松崎です。
今日は「添乗小話」と題して、先日行ってきた「天山北路・伝説の湖イシ
ククルとトルガルト峠越えの旅」(以下、「イシククルの旅」に省略
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)
のお話をしたいと思います。
イシククルの旅では14日間の日程の中で、中国→(ホルガス)→カザフス
タン、カザフスタン→(ギョルギフカ)→キルギス、キルギス→(トルガ
ルト)→中国と陸路で3回の国境越えがあります。
(ここが旅のポイントでもあります
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)
今までにも他のツアーでの国境でいろいろと苦労がありましたが、今回、
一番参ったのがホルガス国境。中国からカザフスタンへの越境です。
まずは国境を越えようとする人々の波・・・。列に並んでいようがお構い
なし!割り込みは当たり前!きちんと列に並んでいた私たちは、いつの間
にか列の最後尾・・・正直者が馬鹿を見てしまいました。
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ホルガス辺りでは、まだ日本人パスポートは珍しいのか、どこから来た
んだ?なんでこんな所まで来たんだ?このスタンプはどこの国だ?など
と質問攻め・・・そんな事はいいから「早くスタンプ押してっ!!」と
笑顔&日本語で言ってみたりして・・・そんなこんなで、やっとの思い
で中国を出国し(この間約2時間半)、続いてカザフスタン側の手続き
へ。すると、そこでは、なっなんと昼休みだと言って、全員そろって昼
食へ行くではありませんかっ!!
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飲まず食わず、座る所もない私たちを尻目に・・・私たちはまさに籠の
中の鳥状態
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(この間約2時間半)
日本ではありえない光景でした・・・。
結局、この国境を越えるのに要した時間は6時間。進んだ距離は1キロにも
満たないくらいです。その間、ほとんど立ちっぱなし。お客様も大変お疲れ
になった事と思います。
どうにかならないですかねぇ~。この国境越え。簡単に通せ!とは言わな
いまでも、せめて「時間がかかっても仕方ないなぁ」っとこちらが思える
ように、働く姿勢というものを見せて欲しいものです。国境ってその国の
人に初めて会う場所であって、いわば国の玄関、顔なわけですよね。
「お国柄」と言ってしまえばそれまでですが、意欲なさげで権利意識ばか
り高い「お役人」達にちょっと残念な気持ちになったのが正直なところです。
この入出国のおかげ?で後の2回はとてもスムーズに思えました!
こんなので大丈夫?っと思えるくらいにゆる~いチェックで、係員も笑顔を
浮かべたりして。
ここまで言っておいて何ですが、それでもやはり国境越えというのは旅心を
くすぐるんですよね
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そんなこんなで、ようやく入国できたカザフスタン。国境から約300キロ
離れたアルマトイまで向かう車の中から、私たちの苦労を和らげてくれるか
のように、大きく美しい虹がかかりました!!
あんな虹を見たのは生まれて初めて!!そんな突発的な感動に出会えるのも
旅の醍醐味ですね!!
次回はイシククルの旅で撮って来た写真も交えてお話したいと思います!!
お楽しみに!!