意見交換会

意見の交換を中心としたページ

襟輪(エリワ)

2013-06-25 23:59:06 | Weblog
 今日も2階梁をきざんでいました。昨日、内部のひび割れを書きましたが写真を載せます。割れていると、きざむのもやりにくいものです。自然乾燥ならば、内部にひび割れはなく、逆に外周部に干割れができるそうです。
 今回の住宅はオール国産材で行く予定で、柱・土台は桧、梁は杉です。米松から杉に変更すると、強度を考えなくてはなりません。杉に変え、強度が落ちる分材料を大きくしています。当然梁を支える部分も大きくしないとと考え、今回はエリワを途中で切り欠き2段で支えるようにしています。きざむのも時間がかかります。写真を載せます。昔こんなややこしい仕口はできないと思っていましたが、自分でやっていいるのが気になります。

人口乾燥材

2013-06-24 23:48:13 | Weblog
 今までは人工乾燥の米松を使っていましたが、今回の材料は人口乾燥材の杉です。俗に言う、KD材です。自然乾燥材は表面にひびが入り、人口乾燥剤は内部にひびが入ると言われていますが、杉ではそれがよくわかります。表面はそこそこきれいなのですが、きざんでいると内部にひび割れがあるのがよくわかります。自然乾燥材を使いたいのですが、長い乾燥時間が必要で予算・保管場所等でかなり無理があるように思います。
 今日も2階梁をきざんでいましたが、材料が大きいのでほぞを取るのも一苦労、遅いとわかっていますがけっこう時間がかかります。

2階梁の墨付け

2013-06-17 23:55:09 | Weblog
 今日も2階梁の墨付けをしていました。鉄骨やRCでいう大梁の墨付けは終わり、小梁又はササラの墨付けです。これも簡単ではなく、杉を使っているので梁の断面が大きい為2度手間のような墨付けをしています。これは間違ってないのですが、梁の下端に平行な墨を打ちそこから差し金で芯を出しています。また小梁の幅が分かれば、大梁に付けなければなりません。行ったり来たりの作業のようです。作業場が狭く、大きな材料を動かしながら墨付けをするのも労力を使います。もう少し材料が揃っていないのも問題です。

墨付け

2013-06-12 23:53:30 | Weblog
 今週から胴廻りの墨付けをしています。土台はあまりややこしい部分もなかったのですが、胴廻りは少々ややこしい。土台は、材料が一定の大きさ・火打ちがない・仕口が一定等簡単でしたが、胴廻りは材料も大きく動かすにも一苦労・化粧部分が多い他いろいろ苦労するポイントがあります。また私のミスも重なり見直しで発覚し、訂正しました。今回は通り柱を外面合わせにして柱芯をふっている為、これもややこしくしている原因です。プレカットだと経験することなく終わる部分だなと思いながら、作業をしていました。
 墨付け・きざみ以外でも、現場ではエレベーターの基礎を今日はしていました。時折、現場を見に行きました。午後には太陽光パネルの打ち合わせも行い、パナソニックとノーリツのどちらかを決めました。電気屋との打ち合わせが進めば、太陽光パネルの打ち合わせも進められるように思います。いろいろ大変ですが、やりがいを感じています。

柱の木取り

2013-06-08 17:39:35 | Weblog
 今日は、柱の木取りをしました。この家の柱は97本、約物の柱が40本残りは一等材、1階を優先にきれいな柱で、2階はできる限りきれいに仕上げようと考えています。一等材は大きな節がごろごろしたいる柱であまり見た目にきれいではない柱です。最近はその節をわざと見せて作ることも多いようですが、あまり大きい節があると私はいいとは思いません。1階は数が足りるので簡単でしたが、2階は一等材が混ざるので結構考えました。約物の柱とは、1ムであれば4面のうち1面に節がないムジのことを表し、1面上は1面が節はあるけど小さい節ばかりのことで上小節と言います。全てが3面ムジであれば何も悩まないのですが、1ムや2上など混ざっているので図面を見て柱の番号を先に付けてしまうのです。現場では、基礎の立ち上がり部分のコンクリート打ちでした。何度か見に行きましたが、アンカーボルトも固定しているし、作業が細かくきっちりとしていました。最後にレベラーを流して、水平を出して終わりました。