午前中は、綾町にある福冨農産を訪ねました。6次産業の取り組み事例を学ぶためです。合鴨農法の米つくりに始まり、米粉パンを3年ほど前から売り出し、今年4月には、カフェをオープンさせた会社です。

30才の社長が、話と工場の案内をして下さいました。消費者のニーズにあわせてきたら、こうなったと話されました。
社長は、高度成長を知らないので、今その真っ只中にある中国に2ヶ月に一度出掛けていくそうです。そこでの農業は、化学肥料と農薬の大量投与。安価で日本にも輸入され、外食産業に利用されたり…
自分の子供がそれを食べることを考えるとゾッとすると…。
若い農業者のグループも立ち上げており、将来の綾の農業を担うという使命感をもって活動しているそうです。
話の最中からチラチラとおしゃれなカフェの中が気になります。米粉パンと米粉スィーツが並んでいます。お昼前のティータイムと相成りました。

午後からは、高岡町にあるジェイエイファームみやざき中央高岡研修センターに行きました。ここは新規の就農希望者を受け入れて、一年間の研修を通して就農の手助けをし、卒業してからのフォローアップも実施しているそうです。平成18年からの取り組みで、これまで40名が卒業、一人も脱落者はいないそうです。最近は希望者が増えて昨年は定員数の4倍ほどあり、書類や面接で、ふるいにかけたそうです。研修しながら、10万円を貰えるのはありがたいシステムです。
8月からの開講で、まだ始めて間もない研修生が、真っ黒に日焼けしていました。皮膚ガンになりはしないかと、老婆心が動いたオバサン連中でした。
頑張れ、若い衆。
今回の研修は管内で行われ近くだったので、朝夕オクラの収穫などの仕事ができました。助かった…