瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

還元 2

2015-03-17 05:47:16 | 随想
人生で本当に大切なのは、我々は得るもので生活をたてる。そして与えるもので人生をつくるということです。

これは市井の人の言葉。随分前にテレビで見た。心に響いたのでメモしたので覚えている。だけど番組内容は忘れた。

メモ書きに番組タイトルが書いてあったので検索してみた。
この施設の紹介というかそれに関わる人たちへの取材といった内容だったのだろう。
以下、施設の概要をコピペ。


心をいやす魔法の国  Give Kids The World
ギブ・キッズ・ザ・ワールドとは
ヘンリー・ランドワースさんが、難病の子どもの夢を叶えるためにと作った、アメリカにあるその子供と家族のための施設です。
無料で招待される子供とそのご家族は、航空券、食事、宿泊、遊園地のチケットを提供され、夢のような一週間をここで過ごします。
昼間はディズニーやユニバーサルスタジオなど無料で、並ぶ事もなく優先的に見ることが出来ます。帰ってきてからも数々の楽しいイベントを企画し、難病の子供のため、最後のクリスマスになるかも知れないとの思いで、毎週クリスマスの日を設けたり、また、看病のため両親は二人だけの時間もとったことがないので、1日だけデート時間を作って両親にも日頃の苦労を癒すことも企画されています。子供の就寝時間を連絡しておくとディズニーワールドのキャラクターがおやすみの挨拶に来てくれたします。
ギブ・キッズ・ザ・ワールドはフロリダの、ユニバーサルスタジオとディズニーワールドの近くにあり、、約3万人のボランティアの温かい心と奉仕によって支えられ運営されています。子供と家族が昼間ディズニーやユニバーサルスタジオに出かけている間、近くの小中学校の生徒が清掃活動をし、施設内の遊園地の遊具(汽車など)やレストランや、数々のイベントはすべてボランティアによって行われています。

一家族を招待すると約百万円ぐらいかかってしまいますが、費用は、企業や個人の寄付によって賄われています。(宣伝を目的とした企業は寄付を受け付けません)寄付をした企業は、星の形をした小さ目のパネルに社名が刻まれ壁に掛けられるだけです。

現在もアメリカだけでなく世界中から、多くの家族が招待されています。


ここまで詳しく施設の説明を読んでも、やはり番組内容は思い出せない。が、この施設で働いている人だからこそ冒頭に引用したような言葉が出てくることには得心がいく。

さまざまなものを受け取ることで人は生きているのだが、与えることでも生きている。どちらか片方では人生は創り出せない。

与えるのであればボランティアをすればいいと考えるかもしれないけれど、あたしの言っているのはそういうことではないのだ。

次の言葉であたしの考えが少しは伝わるだろうか。

仕事は自分で選ぶものです。お役目は天が下すものです。

これは小野不由美「十二国記」シリーズの一冊からの引用。
あたしの考える「還元」とはこういうことなのだ。
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