瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

起こるべくして起こる

2019-01-12 05:19:32 | 随想
人は独りぼっちってぇことはありませんな。

人と人がわかり合うには何かを介在させる必要があります。人と人が向き合って互いを理解するんじゃありません。同じ方向を見る、同じ対象を見る、つまり介在するもの、仲立ちするものがあって人と人はわかり合うのです。コミュニケーションツールとでも言ったりほうが分かりやすいんでしょうかね。

周りを見渡して、自分は独りぼっちだ、と感じるならそれはわかり合うために介在するもの、仲立ちするものを共有する人が少ないってぇだけの話です。少ないだけで、居ないわけじゃない。少ないから共有する人と出会い難いってぇだけです。

確かに出会い難い。出会う確率は低い。けれど出会ってしまうのが面白いところです。

普通の感覚なら確率が低いことは起きないのと同義。絶対なんてことはありませんから、確率ゼロとは言わないだけで、感覚的にはゼロです。でも、それが起きてしまう、出会ってしまう。

逆に確率が高くて間違いなく起きるだろうことが起きないなんてこともあります。

起きないことは確率が高くても起きないし、起きることは確率が低くても起きる。起こり得ないと思ってることが起こるんだから、おもしろい。

起こるべくして起こることで世界はできているのです。


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