タイトルの「渦巻く光」のとおり、”光”を強く感じる展示でした。
「フーガの技法」という作品は白黒コピーでつくられた作品ですが、黒いインクで描かれた線(影)によって光の印象が際立って見えるのがとても面白かったです。
また、今回の展覧会のためにつくられた新作「渦巻く光」は、暗い展示空間の中で宙づりにされたスクリーンから色彩と光が降り注いできて、引き込まれる作品でした。
私は映像作品って難しくてちょっと苦手…だったりもしますが、「映像に隠れたストーリーや意図は…?!」なんて難しいことを考えず、生き物のように生き生きと伸びて行く線、光と影が次々と積層されていく面、そして時間とともに移り変わって行く光や色彩…といった、画面の中に広がる世界の美しさ・面白さを素直に楽しめる作品の展覧会で、時間を忘れて見入ってしまいました。
なお、イラストのなかに描いた「ムニュムニュ」という線が伸びる様子は石田さん自身が作品を表現された言葉です。
今回私が展覧会のキャプション以外に参考にさせていただいたインタビュー記事はこちら▼。気になった方はぜひこちらもどうぞ。
なお、こちらの展覧会は、石田さんの作品にとって重要な場所である沖縄での巡回展も行われるそうです。
※巡回:2015年9月18日(金)~10月25日(日)(予定)沖縄県立博物館・美術館
※巡回:2015年9月18日(金)~10月25日(日)(予定)沖縄県立博物館・美術館
************************
現在は 、"美術における身体に焦点を当て"たコレクション展を開催中です。(企画展のチケットでこちらも入場できます。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓ ブログランキングに参加を始めました。
もし、お役にたったら応援クリックいただけると嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます