▍佐倉機関区の8620(続)
佐倉機関区の8620を続けます。
8620形は、スポーク動輪、化粧煙突、細身のボイラーというクラシックなスタイルで魅力的な機関車でした。同時期の9600形が武骨な姿をしているのと比べると対称的です。

上のハチロクは入替作業中なのか、構内を進行している様子です。煙突の回転火の粉止めがなく本来の化粧煙突がよく分かります。写真がぶれていてナンバープレートが読み取れないのは、ひとえに私の撮影術が未熟だったためです。

こちらも佐倉駅構内で、58680号機の姿です。写真左端に駅のホームと柵、その奥に田んぼと農家と屋敷林が見えます。当時の佐倉駅、機関区は田んぼの中にあるようなのどかな環境でした。(いずれも1969年頃の撮影)∎