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佐倉のC58

2022年01月07日 | 汽車・鉄道
高校生の頃、佐倉機関区(千葉県佐倉市)を訪れたことがありました。これはその時の1枚、転車台を出るC58217号機(現在、旭中央児童公園(千葉県旭市)に保存)です。
1969年頃と思われますが、無煙化が迫っていた時期で、真新しいDE10形ディーゼル機関車の姿が目立ちました。バックに見える扇形機関庫にはC57、8620が休んでいました。


C58(シゴハチ)は、中型でローカル線の客貨両用に活躍しましたが、スタイルが「小さくまとまった」感があってか人気はいまひとつでした。しかし、設計のみで終わったC63形がこの機関車によく似たスタイルになったことを考えると、近代型蒸気機関車のひとつの達成点と言ってもよいのではないかと思います。

この頃は、写真のイロハも知らず、家にあったバカチョンカメラ(機種不明)で手当たり次第に撮っていました。しかしながら、私には管理能力というものが乏しいらしく、今は、鉄道の写真はほとんど失いました。佐倉や総武本線での撮影で残っているのはこの1枚だけです。

その後、佐倉機関区は1997年3月に廃止され、機関区は跡形もなくなりました。あの扇形機関庫も転車台も石炭台も詰所も悉く消滅し平らな駐車場になっているのをグーグルマップで確認した時は驚きました。心の中にぽっかりと穴が開いたような気持ちです。しかし、私自身も変わっています。「万物流転」とはこういうことなのですね。


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