前編から時間が経ちましたが、私の記憶は戻らず(笑)、相変わらず、インターネット上の情報に助けられています。
今回も撮影地不明の写真が続きます。機関区構内の情景です。
煙室内の清掃が終わったD51866号機(1974年3月現在名寄区、1975年12月追分区で廃車)。
給炭、給水、清掃等、人手と時間を要するのが蒸気機関車でした。
給炭後、作業員がD5174号機(1973年4月現在鷲別区、同年11月、鷲別区で廃車)のテンダー(炭水車)の上で石炭を掻き寄せています。これもスムーズな運行のために大事な作業だったのでしょう。
給水を受けるD51398号機(1972年3月現在名寄区、1973年9月廃車)
石炭と共に必須の水を炭水車に入れています。これも自動では行えない作業です。
D51398は、撮影から3か月後の1973年9月に廃車。幸い、現在は、名寄市北国博物館前にキマロキ編成の一輌として保存展示されています。∎
*キマロキ編成
排雪のための列車編成で、キカンシャ(9600)+マックレー車+ロータリー車+キカンシャ(D51)+車掌車で編成され、豪雪地帯で活躍しました。名寄市北国博物館前に保存展示されています(準鉄道記念物)。
北海道の蒸気機関車掲載ページ索引
1 士別のC55
3 北海道のD51 その2
4 構内で働くC11
5 構内の9600