青い地球は音楽で繋がる

Covid Cello Projectの第１１弾がついに公開されることになった。

収録して画像をTonyに送ったのが９月。

Mr. Blue skyという曲で、まだ暑い９月上旬、ノースリーブのワンピースにつば広帽子という格好で、青空が画面に入るアングルを自宅のベランダであれこれ苦心したすえにセッティング。

熱くなると録画をやめてしまうスマホに、保冷剤を抱かせながら収録した。

回を重ねるごとに口コミで広がり、参加人数が３００人近くに膨れ上がった。

編集作業はさぞや大変だろいうというのは想像がついた。

締め切りから１ヶ月たった頃、Tonyからの音信がとだえた。

なにせ、彼は感染者が世界で最も多いアメリカの、しかもなかでも多くの死亡者数が報告されていたテキサス州の住人なので、参加者たちからは、「彼は生きてる？だいじょうぶなの？」「近くにいる人は様子を見に行ってくれない？」などといったコメントが時々あがったことも。

２ヶ月が過ぎたあたりからは、私も含め、ひょっとしてこのままお蔵入りになっちゃうのかもと考え始めた人もいたんじゃないかと思うのだけれど、実際には悲観的だったり、彼を非難するような投書はまったくなかった。

先月、Tony自身からのメールで、パソコンがオーバーヒートしたり、家族にコロナの影響があったり、引越しをしたり、飼っている猫が行方不明になったりと、いろいろと重なって大変だった、公開が遅れていてすまないけれど、僕は元気だとメールがあってからは、Tonyに暖かいねぎらいの気持ちを伝えつつ、みなそれぞれが辛抱強く静かに、公開を心待ちにしていたのであった。

そしてついに、公開される。

日本時間では夜中の２時なので、チャットには参加できないのが残念だけれど、今年もっとも私を元気にしてくれたイベント。

ぜひ見てください。

COVID CELLO PROJECT 11 "Mr Blue Sky" by ELO